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TALK

働くことを語る!

UIJ対談vol.1 地元企業?首都圏企業?仙台でできる多様な働き方

コロナ禍においてリモートワークが普及し、仙台にいながら東京の仕事をすることもできるようになりました。地元仙台の企業で活躍している丹野さんと、仙台にいながら東京の仕事に携わる亀井さんに、仙台で働く魅力や、UIターンのきっかけなどについて伺いました。

  • 地元マスメディア丹野 裕太
  • スローガン株式会社亀井 杏一郎
  • 地元マスメディア
    YUTA TANNO
    1992年生まれ、宮城県大崎市出身。宇都宮大学卒業。学内フリーペーパーの発刊や出版社でのインターンなどを経験し、2015年地元マスメディアに就職。販促部門で、地下鉄東西線開業に合わせた販促企画「政宗様、馬降りる!」や紳士服量販店と連携した就活生応援企画「MIYAGI就活エール!」、地元プロスポーツと連携した応援デーなど若年層をターゲットとした企画を実行。22年4月より地域活性化企画として「CROSS B PLUS」の活用を中心とした芭蕉の辻プロジェクトや東北学院大学と連携した五橋プロジェクトなどに携わる。
  • スローガン株式会社 / FastGrow事業部
    KYOICHIRO KAMEI
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。早稲田大学在学時はスキーと長期インターンに傾倒し、最後の長期インターン先であったスローガン株式会社に新卒入社。入社後4年間は長期インターン紹介事業『Intern Street』に事業責任者の右腕として携わり、マネージャーまで経験した。現在は、新産業領域での活躍を目指すイノベーション人材向けのビジネスメディア『FastGrow』にて法人営業を担っている。コロナ禍で完全フルリモート勤務となり、妻の転勤にて2022年に仙台市に移住。趣味は筋トレと日本酒、温泉。
01

UターンとIターン。違う道を歩んできた二人が仙台で出会う。

丹野さんは宮城出身、亀井さんは神奈川出身ですが、仙台に住むに至った経緯を教えてください。

丹野 裕太さん

僕は宮城県大崎市で生まれ、高校まで大崎に住んでいました。その後、関東の大学に入学し、就職で宮城に戻ってきました。仙台在住8年目です。今は、地元メディアで新規事業立ち上げに関わる部署に所属しています。

亀井 杏一郎さん

私は神奈川県横浜市生まれで、大学進学、就職も関東でした。妻が仙台に転勤になったタイミングで、一緒に仙台に来ました。フルリモートで働いていて、スタートアップなど新産業領域の企業様に対して人軸の支援をする会社に所属しています。特に私が携わっているのは、ブランディングメディアの法人営業ですね。

丹野 裕太さん

会社以外にもONE TOHOKUという若手社会人コミュニティに所属していて、亀井さんともそこで出会いました。僕は組織立ち上げ当初からONE TOHOKUの運営メンバーとして活動しているのですが、昨年から亀井さんもイベントに来てくれるようになって、最初は「外から強そうな人がきたな」と思いました(笑)。

亀井 杏一郎さん

私は東北に地縁が全くなくて。覚えているのは福島で一回スキーしたかな、というくらい(笑)。友人が一人もおらず、社会人コミュニティを探していたときにONE TOHOKUを見つけました。仙台の方の中でも、丹野さんはおしゃれでセンスがよく、キラッとしたひとだなと思いました。

02

異なる組織、異なる働き方…お互い感じる充実感

地元本社と東京本社、リモートと出勤、所属する組織も働き方も異なるお二人ですが、それぞれについてどのように感じますか?

亀井 杏一郎さん

私は首都圏で生まれ育ったこともあり、地方企業への就職は考えたことがありませんでした。仙台で丹野さんのように地元企業で働く方に出会い、「確かにそういう選択肢もあるな」と新しい発見をしたような感覚でした。

丹野 裕太さん

関東だと地元企業=大手だったりするもんね。僕は地元に貢献したい気持ちがあり、地元宮城のメディアが第一志望でした。働いてみて一番いいと感じることは、地元の人はみんな知ってる会社なので話が早いというところ。名刺一つで話を聞いてもらえる。そういうところが地方に長くある企業の力だと実感しています。新しいことをやるのに慎重な一面もありますが(笑)。

亀井 杏一郎さん

私が所属しているのは、いわゆるベンチャーで相対的に若い会社なので、動きやすさはあるかもしれないですね。新しいことをしないと生き残っていけない世界でもある。そもそも市場を作っていかなきゃいけないので。働き方でいうとフルリモート勤務で裁量や自由度も高いです。

丹野 裕太さん

当社は部署によってはリモート勤務も認められているのですが、周りのことを考えるとなかなかリモート勤務ができない日もあり、出社することが多いです。でも、正直いまのところフルリモートはそこまで羨ましくないかもしれません。実際に会ってコミュニケーションをとるために、オフィスという拠点があるのはメリットだと考えています。

亀井 杏一郎さん

確かに、リアルが羨ましくなることはありますね。特にマネージャーをしていたときは、チームメンバーと直接コミュニケーションをとりたくなる瞬間はありました。とはいえすでにフルリモートになって丸3年経ちます。通勤のストレスのなさや、妻と一緒に仙台に移住できる柔軟さは、とても魅力的です。

03

二人の目に映る、仙台で暮らし、働く魅力

仙台で暮らしたり、働いたりする魅力と今後の目標を教えてください。

丹野 裕太さん

地元とはいえ、仙台に住むこと自体は8年目。ようやくこの街がわかってきたところです。仙台のいいところは支店経済なので、外から来る人もたくさんいて、いろいろな文化や価値観が混ざるところだと思います。

亀井 杏一郎さん

私は仙台に来たばかりですが、純粋に「仙台の人はあたたかいなあ」と思います。例えば、スーパーで袋を開けるのに苦戦していたら隣の人が手伝ってくれたり、妻の仕事の関係で繋がった港の方には、市場に出回らない海産物を食べさせてもらったりしたこともありました。今後仕事の面では、どこかで地元企業とお付き合いできたり、土地ならではのビジネスに関われたりしたら面白いな、と思います。仙台に来たことはすごくポジティブに感じています。ONE TOHOKU含め新たな友人を見つけられたこともそうですが、不慣れな環境でも自分から「機会を掴みにいく」ことは今後も大事にしていきたいです。

丹野 裕太

僕は当面仙台にいると思うので、亀井さんのような外から来てくれた方と交流して刺激を受けながら、地元のメディアとしての役割だけでなく、地元を盛り上げていけるような活動・新しい取り組みをしていきたいと考えています。