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TALK

働くことを語る!

内定者に聞く!本音のトークセッション

まさに就職活動を始めようとしている大学3年生、就活はもう少し先の大学2年生が、
仙台市内の企業に内定が決まった大学4年生に、就活のリアルを聞きました。
ファシリテーターに一般社団法人ワカツク代表理事の渡辺一馬さんを迎え、
「ガクチカは沢山あった方がいい?」「内定を承諾した決め手は?」本音のトークが繰り広げられました。

  • 山形大学大学院舟山 優也
  • 宮城大学田名部 亜友
  • 東北大学狐野 彩人
  • 一般社団法人ワカツク渡辺一馬
  • 山形大学大学院 / 修士課程2年
    YUYA FUNAYAMA
    仙台市出身。株式会社コー・ワークスの内定者。台湾に留学したことをきっかけに山形大学に編入し、台湾の歴史やコミュニティについて研究している。
    「生まれ育ったこの地で、僕が受け継いだバトンの意味を考えながら、社会人として精進したいと思います。」
  • 宮城大学 / 食産業学群 フードマネジメント学類3年
    AYU TANABU
    青森県出身。就活真っ最中の大学3年生。企業研究や自己分析など、悩みながら就活に取り組んでいる。
    「食べることが好きで、大学では食品の物性改変や機能性・安全性を学んでいます。また、趣味が宮城の美味しいところを巡ることなので、これからもっと知ってきたいです。」
  • 東北大学 / 法学部2年
    SAITO KONO
    北海道出身。1年生の秋からワカツクのインターンにジョイン。就活関連サイトに登録したが、就活はまだまだこれから。
    「学生支援団体はぐねという団体の代表をしており、仙台の学生向けに食料支援や居場所支援を行っております!新メンバーも募集中です!」
  • 一般社団法人ワカツク / 代表理事
    KAZUMA WATANABE
    1997年、新設の宮城大学へ第一期生として入学。在学中に学生ベンチャーサークル・デュナミスへ参画。2001年、卒業と同時にデュナミスを会社法人化し、代表に就任。「世界を変える人材を数多く生み出す仕組みを創る」ことを目的として、インターンシップ事業を開始した。震災後、一般社団法人ワカツクを立ち上げ、ボランティアやインターンのコーディネート事業を展開。これまで培った人材育成の手法をより洗練させ、挑戦する人々がお互いを支援する「応援しあう東北」の実現を目指している。NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター代表理事、公益財団法人日本財団法人ボランティアセンター理事、NPO法人ファイブブリッジ監事、東北学院大学及び東北工業大学非常勤講師、等。
01

自己PR・ガクチカ(学生時代力を入れて頑張ったこと)の見つけ方

自己PRとガクチカはどのように見つけましたか?

田名部 亜友さん

就活相談をしているなかで、「自己PRやガクチカは複数用意しておいた方が良い」とアドバイスをうけました。私は今一つのエピソードしかなくて、やはり沢山あった方がよいのでしょうか?

舟山 優也さん

自分が頑張ってきたことを素直に言うことが大切で、自己PRとガクチカは一つでも良いのではないかと思います。私の場合は、勉強を頑張ったことや、台湾に留学したことなど、素材は色々ありました。ただ、中国語を話せることをアピールしたとしても、中国語を使わない企業ではスキル自体は意味がなかったりして、企業が何を見ているかを意識して話すことが重要だと思います。

渡辺 一馬さん

就活生はどうしても資格の取得や就活HOWTOなどのテクニックに引っ張られがちですよね。企業としては、スキルそのものが役立つかよりも、スキル取得のために努力ができることや、入社後の働き方と合いそうかなどを見ていると思います。

狐野 彩人さん

僕が今持っている資格は普通自動車免許と英検4級くらいしかないので安心しました(笑)無理に焦ってTOEICや簿記をとる必要はないのかな、と。就活関連のサービスに登録したところ、キャリアカウンセリングの案内を受けるのですが、舟山さんは利用されましたか?

舟山 優也さん

私自身は、キャリアカウンセラーに相談したことはないのですが、相談できる相手がいるというのはすごく大事だと思います。私の場合は、参加していたプロジェクトのメンターや事務局の方に相談できたのが大きかったです。就活と修士論文の両立が大変でメンタル的に落ち込んだこともあったのですが、そういう時に相談相手がいたのはよかったですね。

02

就職先の選び方

内定先を選んだ決め手は?

舟山 優也さん

CEOのビジョンに共感したからです。企業活動を通じて社会に与える価値もさることながら、自分がやりたいことをやっているという意思や熱量を感じて、CEOの淡路さんと一緒に働きたいと思いました。私は長く学生をしているので、限られた20代の時間を有効に使うためには、自分を厳しい環境においてスピード感を持って成長したいと思ったので、すぐに経営や事業設計に携われる点も魅力でした。

田名部 亜友さん

今私は頑張って就活をしているつもりですが、やり切れているかが不安です。キャリアカウンセラーの方に相談しながらガクチカを考えたり、企業研究をしていますが、第一希望の企業以外に第二、第三希望が調べられていません。

舟山 優也さん

田名部さんは自分でやりたいことがあって、条件もあるので、しっかり頑張っていると思いますよ。行きたい企業はないけれど、4年生だから就活をやっているような人もいると思います。そういう人たちが、なんとなく社会人になって、あまり楽しくなさそうに日々を過ごしているのを見て、私は自分の時間を有効に使うことを念頭に置いて、主体的に就職活動をしました。

渡辺 一馬さん

自分が希望するものではなく、周りの期待にそうように就職活動した人が、入社してからつまらなそう、というケースはありますよね。第一希望の一社だけ受けて一社だけ受かるケースもありますよ。その企業しか見ていないので、志望動機や自己PRが明確なんですよね。

03

就活に大切なポジティブ精神

内定が決まった現在、どんな活動をしていますか?

舟山 優也さん

私は今(株)コー・ワークスでインターンをしており、組織開発を担当しています。企業の根幹に関わる部分なので、責任重大ではありますが、任せていただいてありがたいですし、非常にやりがいがあります。淡路CEOの期待を少しでも超えることが目標です。

田名部 亜友さん

プレッシャーで押しつぶされないですか?私は期待されると、「期待しないで」と思ってしまうので、舟山さんはかっこいいと思います。ポジティブ精神はどうやって磨かれたんですか?

舟山 優也さん

辛い部分もありますが、すごく楽しいです。まだこれから成果を出していこうとしている段階ですが、もしかすると組織開発が自分に合っているのかもしれませんね。もともとネガティブだしメンタルは弱いのですが、弱いからこそ社員の方の不満や辛さがわかる部分もあります。また、ネガティブ思考からポジティブ思考に変換できたのは、台湾留学の成功体験が大きいかもしれません。ほぼ中国語が話せない状態で留学し、最後には中国語を話せるようになったという体験です。

田名部 亜友さん

小さな成功体験ということであれば私も心当たりがあります。友人と二人で、自転車で2週間の旅をしたことです。コロナ禍でもあったので、「現地の人に拒否されないかな」、「天候は大丈夫かな」、と不安があったのですが、案外できてしまって、その体験は自信に繋がりました。最初の頃は計画を立てていたのですが、どんどんずれていって、宿泊先も当日予約したり、臨機応変に対応しました。

渡辺 一馬さん

業種・業界によりますけど、企業は、基本的には自分で決定して自分で実行したことがあるかを聞くんですよ。どのように自己決定をして、どのような過程を経て実行したのかを筋道立てて話せると説得力があります。田名部さんのその経験も立派な自己PR・ガクチカになると思います。自信を持って良いと思いますよ。

狐野 彩人さん

舟山さんや田名部さんのお話を伺って、就活に対する視野が広がりました。僕は2年生なので、この1年を、自分が何がしたいかを考え、経験を作る時間にしたいと思います。だめだったらだめで自分が力を入れたことに入るんじゃないかと。とりあえず興味が沸いたことは何でもやってみたいです。