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TALK

働くことを語る!

ONE TOHOKU トークセッション Vol. 1

東北を愛する若手社会人のコミュニティ ONE TOHOKU 。
在仙メンバーが、仙台で働く魅力を考え、言葉にして、就活生に発信します。
第1 回は、仙台に本社を構える地元企業 3 社のメンバーが、仕事や人、地域について語ります。

  • 株式会社河北新報社丹野 裕太
  • お茶の井ケ田株式会社石垣 直哉
  • 株式会社丸山運送長久保 光生
  • 株式会社河北新報社 / 販売部
    YUTA TANNO
    河北新報社は、今年で創刊124年になる宮城・東北の新聞社です。新聞社は職種のデパート、営業職から技術職まで職種が多岐にわたっており、私は販売部に在籍しています。河北新報を読者のお手元に届くまでの管理をするのが主な仕事です。また、河北新報を多くの方に知っていただき、読者になっていただくために、様々な販促企画を考え、イベントやPRを実施しています。
  • お茶の井ケ田株式会社 / 店舗開発部主任(アグリエの森統括リーダー)
    NAOYA ISHIGAKI
    お茶の井ケ田は、創業101年のお茶の販売店です。B to Cの店舗販売がメインで、私は秋保ヴィレッジアグリエの森という施設に勤務しています。仕事内容は店舗マネジメントです。お客様対応はもちろんのこと、従業員の管理から収支の管理まで、店舗全体の運営を統括しています。イベントの企画、販促活動、お茶屋さんだけど野菜を売ったり(笑)、業務は様々です。
  • 株式会社丸山運送 / 営業
    HIKARU NAGAKUBO
    丸山運送は物流の会社で、60周年を迎えます。運送というと、トラックでモノを運ぶイメージが強いと思いますが、倉庫管理や商品の仕入れなど様々です。弊社はシェアオフィスも運営していて、学生が社会人としてのスキルを身に着けられるような取り組みにチャレンジしています。私の担当は営業で、特に関東から東北に進出する企業の物流のお悩みを解決しています。また最近は、東北の食を世界に輸出するプロジェクトにも参画しています。
01

どうして仙台で働こうと思ったのか、仙台で働くことの魅力は何か

どうして仙台で働きたいと思いましたか。東京で働きたいとは思わなかったんですか。

丹野 裕太さん

僕は、もともと働く場所にはこだわりなくて、ただ発信するメディアの仕事がしたかったんです。ちょうど関東の大学に入学するタイミングが東日本大震災が発生した時で、そこから4年間東北と離れて暮らしました。震災があったからこそ集まった人や生まれたものがたくさんあって、それを発信することがとても魅力に思えて、それで地元のメディアで働きたいって感じました。

長久保 光生 さん

僕は、就職活動をする中で、「東北」というのがすごく気にかかっていた。というのも、自分の地元はあまり有名な地域じゃないけど、住んでいたからわかる良い所がたくさんあって、そんな風に考えているのは僕だけじゃないんじゃないかって。そう考えたら東北って魅力が詰まったエリアだと思えて、伝えたい、広げていきたいと考えたら仙台が一番だと思いました。

丹野 裕太さん

長久保君は、仙台を拠点に東北各地に飛んで地域の魅力を広げていているよね。一方で、仙台って外から物や情報が集まってくる場所でもあるから、刺激的で、新しいことを始めようと思える。

石垣 直哉さん

私の会社が仙台の中でも秋保地域をフィールドに新しく始めた秋保ヴィレッジは、最初は色々ありましたけど、最近は地域の人たちに受け入れてもらっているように感じています。「秋保ヴィレッジができたから秋保地域にお店を出そう」と言ってくれる人もいて、温泉だけじゃなく地域が盛り上がってきたのが嬉しくて。そういう、秋保ヴィレッジのようなことに挑戦するこの会社は、良い意味で変な会社だなって思います。私は、就職活動のはじめの内はあまり乗り気ではなかったんだけど、地元の会社もじっくり見てみたらこの会社が楽しそうで。私が仙台で働いているのは、働きたい会社に出会えたからですね。

02

ONE TOHOKUで広がった

若手社会人コミュニティONE TOHOKUでの印象的な出来事について教えてください。

丹野 裕太さん

ONE TOHOKUのキックオフイベントをうちの会社(河北新報社)のイベントスペースでやったのをすごく覚えています。会社に所属していると、会社の中で働いて終わってしまうこともあると思うので、それではもったいないなと。色んな会社の同世代が集まってディスカッションして、仙台・宮城・東北という地域に熱い思いを持っている人が自分以外にもこんなにいるんだ、と気づけたのはとても刺激的でした。

石垣 直哉さん

うちの会社(お茶の井ケ田)のお茶室にみんなが来てくれたこともありましたね。会社の課題解決をテーマに話をした時は面白かったなぁ。でも、ONE TOHOKUの最初の最初は飲み会だったんです。まじめなイベント以外にも飲み会もたくさんあって、ある時国分町で朝4時まで飲んで、荷物を全部なくしちゃったのは強烈な思い出です(笑)。

長久保 光生さん

夜中のカラオケもたくさんしましたね~。僕は大学生の時からONE TOHOKUに参加して、当時は社会人の先輩がたくさんいる場所って感じでした。お酒の美味しさは、ONE TOHOKUでみなさんに教わりましたね。会社でうまくいかなかったときもONE TOHOKUの先輩に相談して、変わったこともありました。今は、ONE TOHOKUでも後輩ができて、今度は自分が先輩としてちゃんとしなきゃって思っています。

03

就職活動を頑張っている皆さんにメッセージ

就活真っただ中の学生たちに伝えたいメッセージはありますか。

丹野 裕太さん

社会人になると仕事に追われて毎日が平坦になりがちだと思うんですが、仙台は東北の中でも日々刺激を受けられる都市なので、楽しいライフを送れる土壌が確実にあります。ぜひ、学生の皆さん自身が刺激の一つになってほしいなと、そして僕たちと互いに刺激しあって、仙台を豊かで魅力的なまちにしていければと思います。

石垣 直哉さん

私は首都圏などで働いたことは無いので確かなことは言えないんですけど、仙台で働くんだったら、色んなことができないといけないなと思います。特にうちの会社は中小企業なので、社員数も限られている中で一人ひとりが色んな分野の仕事をやらなきゃいけない。ただ逆に、自分でこれがやりたいです、って言うとやらせてもらえることも多くて、「好奇心旺盛で自分から積極的に頑張ってやりたい!」という人は、仙台で働くと良いのかな。私自身もそういう人でありたいと思うから、自分の会社だけじゃなく社外の人たちとも会いたいと思っていますけど、仙台はそういった人の繋がりが生まれやすくてちょうどいいと感じます。

長久保 光生さん

確かに、自然と繋がりができてきますよね、同じ想いを持った仲間が集まったり。仕事以外でも、自分のやりたいことがしやすい環境なんじゃないかな。同世代と話すと、やりたいことがなかなかできなくて辛い、という話をよく聞きます。東京は会社がいっぱいあるからキラキラしている、というのはちょっと違うかなと。仙台は会社以外でもコミュニティってたくさんあるので、そこでやりたいことに挑戦したり、その活動が会社での仕事に還元できたり、好循環が生まれますよね。それが仙台の魅力だと思います。