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COLUMN

インターンシップ お役立ちコラム

センダイシゴト体験 INTERVIEW #01

センダイシゴト体験

センダイシゴト体験 INTERVIEW #01

センダイシゴト体験

社名
株式会社ミューシグナル

私たちは仙台を拠点に音響機器の開発及び販売を行っています。半導体設計とデジタルオーディオ機器開発の分野で20年以上の経験を持つベテランエンジニア達が集まって発足しました。製品に必要な部品選定や回路設計、それらを動作させるソフトウェアのコーディングまで、全て自社内で進められる開発力が強みです。

氏名
近藤 柾宏 さん

東北大学工学部3年生。2024年9月から株式会社ミューシグナルで、オーディオ機器を中心とした商品の開発に関わる長期有給就業体験・インターンシップ「センダイシゴト体験」に参加中。

製品開発現場で実践力を鍛える―「ミューシグナル」で得た成長

東北大学工学部3年生の近藤さんは、デジタルオーディオ機器開発の株式会社ミューシグナルで長期有給就業体験・インターンシップに参加しています。実務経験を積む中で、理論と実践のつながりを実感し、将来のキャリアに向けた新たな視点や多くの洞察を得ました。インターンシップの経験がどのように近藤さんの成長に影響を与えたのか、詳しくご紹介します。

  • Q1.長期有給就業体験・インターンシップ「センダイシゴト体験」に参加した理由を教えてください。

    私は現在、東北大学工学部機械知能・航空工学科ファインメカニクスコースに在籍し、機械や材料に関する知識を学んでいます。ものづくりに至る前段階の理論や概念、基礎知識を中心に勉強しており、それが実際の現場でどのように活用されているのか、実践的な部分を知りたくてインターンシップに参加しました。大学で得た知識が実際の仕事にどのように活かされているのかを学ぶことで、将来の進路選択に役立つ判断材料になると考えています。ミューシグナルを選んだ理由は、センダイシゴト体験の説明会で社長と直接お話しする機会があり、ものづくりに関わる業務内容について詳しく聞けたことが大きな決め手となったからです。私自身、ものづくりに強い興味があり、その分野に関わっているため、ぜひインターンシップを経験させていただきたいと思いました。

  • Q2.インターンシップでの業務内容と、取り組んでみて感じたことを教えてください。

    主に基板の表面実装処理を行っています。具体的には、はんだ付け作業(金属同士を接合する作業で、電子部品を基板に接続するための溶接の一種)を行い、抵抗やコンデンサーなどの電子部品を基板に設置しています。このほか、展示会のポスター制作にも携わりました。通常、大企業では分業制が進んでおり、主な業務以外の仕事に関わる機会は限られると思いますが、今回さまざまな業務に携わることができているのは、安定性とベンチャー的な先進性を併せ持つ企業ならではの魅力だと感じます。幅広い業務を経験させていただき、私にとって非常に貴重な学びとなっています。
    また、実際の現場での作業を通じて、理論と実践の結びつきが深まり、大学での理解が一層進みました。実践的な経験が大いに役立ち、良い循環が生まれていると実感しています。

  • Q3.業務を始めた際、不安なことはありましたか?

    機械系の学部に在籍しているとはいえ、実践経験がほとんどありませんでした。比較的小規模でものづくりを行うミューシグナルで、自分が役に立てるのか不安がありましたね。特に、実装作業は中学生のとき以来だったので、実際に製品となるものを取り扱うことに「ミスしないだろうか・・」という心配もありました。分からない点について丁寧に教えていただきながらスキルを磨いていくうちに不安は徐々に解消されました。製作したものは、製品テストを通して機械が正しく動くかどうか見てもらえるので安心ですし、実践的な作業を積み重ねていくことで回路に対しての知識が深まり、経験が強く自分のものになっていると感じます。業務中は社員の方に何度も相談し、その都度丁寧に教えていただける環境で、そのおかげで自身の成長を強く感じています。

ここがポイント!

  • イベントで社長と直接会って参加を決めた

    今回、初めてインターンシップに挑戦した近藤さんが最初に参加したのは、受入企業が集まる「センダイシゴト体験」のプログラム説明会でした。そこで近藤さんは、自分の強い関心であるものづくりに取り組む企業、ミューシグナルと出会います。説明会では社長と直接話す機会があり、業務内容や職場の雰囲気について具体的なイメージをつかむことができたそうです。この交流が、インターンシップへの心理的なハードルを下げる大きなきっかけになったといいます。
    また、ミューシグナルには東北大学出身のインターン生が多いことを知り、共通点を感じられたことも安心感につながりました。説明会で十分な情報を得たことで、不安が軽減し、自信を持ってインターンシップに臨むことができたようです。

  • ほかの課外活動との両立の仕方

    「部活を引退して時間に余裕ができたので、週2回、授業後にミューシグナルで勤務しています。月曜は夕方から20時まで、金曜は午後から20時まで働き、土日は別のアルバイトをしています」と話す近藤さん。スケジュールを工夫し、学業、アルバイト、インターンシップをバランスよく両立しています。
    「センダイシゴト体験」の就業体験・インターンシップは「長期で、しかも有給」である点が大きな特徴です。近藤さんは、「有給であることで、責任感が生まれるだけでなく、続けやすさにも繋がっています。無給だと生活のために他の仕事を増やす必要が出てしまうこともありますが、有給だからこそ安心して時間を割くことができています」と語ります。この有給の仕組みが、時間を有効活用しながら企業での実践経験を積む支えとなっているようです。

  • Q4.参加してみて将来にどんな影響がありましたか?

    自分の作ったものが商品となることに対して責任を感じる一方で、それが社会に貢献していると思えることにやりがいや面白さを感じました。業務を通じて納期や期限を意識しながら働く経験が増え、お客様のことを考えて行動する大切さを学びました。製品が届けられる先やその先のお客様のことを意識して取り組むことの重要性を実感できたのは、新たな視点でした。
    また、実際に現場で「設計されたものをどう組み立てていくか」という作業をしていく中で、将来的には設計業務に携わることができたら面白いなと感じるようになりました。以前は「メーカーで働きたい」という漠然とした思いしかありませんでしたが、この経験を通して設計段階から携わる仕事に興味を持ち、もっと幅広くものづくりに関わりたいと考えるようになりました。

  • Q5.このプログラムに参加して他の人にお勧めしたい点は?

    社会の現場や実際の業務に直接触れさせてもらう経験は、将来のキャリアを考える上で非常に貴重な判断材料になると思います。有給で長期的に実施されるインターンであるため、数日間の短期プログラムやグループワーク中心のインターンとは異なり、より実践的で深い学びが得られる点が魅力だと感じています。実際の業務を通じて仕事の流れや必要なスキルを具体的に知ることができ、自分の適性や課題を明確にできるのが大きなメリットです。このプログラムでは、働くことのリアルな側面を知るとともに、自分の可能性を探る良い機会になることと思います。「センダイシゴト体験」の長期就業体験・インターンシップもぜひ検討してみてほしいと思います。

受入企業の声

  • ハードのモノづくりを経験できる機会を学生に。刺激を受ける日々。

    ミューシグナルでは、実際にハード面を触ってもらうので、ものづくりに興味のある学生さんにとって面白い環境だと思います。過去には起案から実際の製品化まで、学生さんが一貫して関わってきたケースもあります。未経験からスタートする子も多いですが、新しい視点や発想を持ち、中には社員と同じぐらい凄い技術を持っている子もいるので、会社にとっていい刺激になっていると感じます。
    未経験でも「やってみたい!」という意欲があれば、大歓迎です。

  • 実践を通じて広がる可能性とキャリアへの気づき

    長期有給就業体験・インターンシップに参加中の近藤さんは、実際に理論と実践が結びつく感覚を体感し、大学での学びをより深めるとともに、自分の適性や課題を明確にすることができたと話します。また、実際に社会で働く中で、「顧客を意識することの重要性」を学び、社会に貢献する責任感や喜びも感じたと語ってくれました。さらに、設計業務への興味が深まり、漠然としていたキャリアビジョンが少し具体化されたそうです。「センダイシゴト体験」は、実務経験を通じ自分の可能性を広げ、将来のキャリアを考える貴重な機会になります。あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。