PERSON #81
株式会社力道電設
工事部
鎌田 さん
KAMATA
東北学院大学 2022年入社
2024年度取材
社長の人柄に惹かれ、この会社を選びました
コロナ禍での就職活動を経て、「この会社だから入りたい」と思える会社に出会えたという鎌田さん。「男性の職場」というイメージが強い電気設備工事の世界に飛び込んだ鎌田さんに、仕事について伺いました。
この業界・仕事を選んだ理由は?
就職活動をしている中で力道電設を見つけ、魅力を感じ入社を決めました。なので、この業界というよりは、この会社を選んだという感じです。
この会社を選んだ理由は?
最初の面接から社長と会うことができて、その人柄に惹かれました。また、出身大学が一緒だったこともあり、親近感も覚えました。ほかの会社の面接でも社長にお会いすることはありましたが、菅野社長は断トツで話しやすかったです。
男性社会のイメージがある電気設備工事の会社に飛び込むことに戸惑いはありませんでしたか?
まったくありませんでした。私の所属部署に先輩の女性社員もいると聞いていたので、戸惑いも不安もありませんでした。
現在、どんなお仕事をされていますか?
私は、工事部の建設ディレクション課という部署に所属しています。工事部は、基本的に現場に行くことが多いのですが、私は現場に行くことなく、その現場で撮影した写真の整理や各所に提出する書類をまとめたり、材料の発注をしたり…。工事に関わる事務書類や見積もりを作成しています。
仕事のやりがいはどんなところに感じますか?
私は工事には直接は携わらないので、できあがった姿を見ることはないのですけれど、現場に行く担当者から感謝されたり、頼まれる前にいろいろ先回りしてやっておいたことに対して「ここまでやってくれたんだ」といってもらえたりするとすごくうれしいです。
仕事で大変だと思うことは何ですか?
専門知識があまりにも多いことです。書類作成で必要な知識と専門的な工事の知識、覚えなくちゃいけないことが山のようにあります。40歳のベテラン社員さんでもわからないこともあるそうで、「これは奥が深いな」と感じています。
最も心がけていることは何ですか?
書類ひとつでも、やっぱり見やすいものとそうではないものがあると思いますので、「写真をまとめるのがきれいだから、鎌田に仕事を頼みたい」と思ってもらえるよう、心がけています。
今後の目標を教えてください
今はまだ、仕事でいっぱいいっぱいで。まだまだ覚えることが多いので、まずはいろいろな知識を身につけなきゃいけないと思っています。
学生時代に役立った経験はありますか?
学生時代、居酒屋をかけもちでアルバイトしていました。ひとつは若者向けでもうひとつは年齢層が高めのお店で。私は、もともと人と話すのが得意ではなかったので、接客業でお客さまと話した経験は、電話対応などの役に立っていると思います。あと、年齢層が高めの居酒屋では、社員さんも自分の親と年齢が近いような人が多かったので、目上の人と関わる機会があったのはよかったです。社会に出ると、やはり年上の方と関わることが多いと思いますので。
就活生にメッセージを
私は、就活を頑張ったかと聞かれると、そうでもなかったんですね。どの会社も入ってみないとわからないと思いますし、たとえインターンに行っても自分の年と近い人としか会えないし、直属の上司になるのは誰かわからない。1週間だけではわからないことがあったりあると思うので、そんなに重く考えずに、直感で決めたらいいんじゃないかと私は思います。
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7:00
起床
身支度を整えたら、家を出ます。
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8:10
出勤
8:30の始業時間まで、事務所の2階にある休憩室でのんびりと過ごしています。
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8:30
始業
まずはパソコンを立ち上げます。特にルーティンはなく、都度頼まれた仕事をこなしていく感じです。工事などの写真は前日の夕方に送られてくることが多いので、それを朝チェックして保存し、写真をまとめてファイルにします。
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12:00
昼食
2階休憩室でお昼を食べながら、同僚と雑談しています。
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13:00
午後の業務
午前中から引き続き、書類の作成や資材の発注などを行います。
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17:30
終業
終業後、帰宅し夕食をつくって食べてからは、テレビを見たり、ゲームをしたりして過ごします。これまではYouTubeばかり見ていたのですが、最近はテレビを見る時間が増えました。
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0:00
就寝
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休みの日の過ごし方
ラーメンが好きなので、近所のラーメン屋さんに行ったり、車を持っている友達と予定が合えば遠くに連れて行ってもらったりしています。
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わが社の自慢ポイント
年に1回、社員旅行があります。また、夏には会社の駐車場でバーベキューをするのですが、社員の家族も参加してとてもにぎやかなんですよ。
個人プレーが主だった職人の世界が、協力し合えるチームプレーの職場になった
代表取締役 菅野大樹 さん
主に公共施設の電気設備工事を請け負っている株式会社力道電設。創業40周年の節目の年に社長に就任したという菅野社長は、「弊社は主に鉄筋コンクリートのビルや建築物を中心とした電気設備工事を行っています。公共工事が多く、コミュニティセンターや小学校、保育所の新築や改築をお手伝いしています」と教えてくれました。
「男性中心」「年配の人が多い」という、職人を多く抱える会社にありがちなイメージは、力道電設には当てはまりません。社員の平均年齢はなんと30代、女性も多く活躍する会社なのです。
「これはもう、『若い人を採用するんだ』という覚悟をもって採用し続けた結果だと思います。この業界は経験者を求める傾向が強く、新卒の未経験者を採用するのはリスクが高いんです。でも、逆転の発想で若い人を採用するようになったら、経験の浅い人たちが多くなったことでチームワークができるようになった。従来の属人的で個人プレーが主だった職人の世界が、協力し合えるチームプレーの職場になったんですよ」と、菅野社長は話します。
「女性のチカラを活かす企業」としての認証も取得するなど、女性の働きやすさも追及し、「2025年度は3名の新卒社員が入るのですが、そのうち2名は女性なんですよ」と、菅野社長。
現在の売り上げ3億円超を10年後には20億円にしたい、と話す菅野社長に就活を控えた学生へメッセージを伺いました。「部活でもアルバイトでも、夢中になって打ち込んだものがあるほうがいいのかな、と思います。自分の熱量で語れる学生はとても面白いと思いますし、僕ならそういう方と一緒に働きたいなと思います。そして企業と働く人の相性はすごく大事。しっかり見極めて入社を決めていただけたらと思います」。
技術力が身に着く若い現場に興味のある学生は、ぜひ力道電設のリクルートサイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。
- 所在地
- 仙台市太白区茂庭台1-11-30
- 電話番号
- 022-281-0095
- 従業員数
- 13名
- 2025年度 新卒募集人数
- 2~3名
- 過去の採用実績
- 3名(2025年卒)
- 公式ホームページ
- https://rikidou-el.com/
学生時代に力を入れていたことを教えてください
学生時代はアルバイトを頑張っていました。飲食店や、野球のスコアを取るようなレアなアルバイトをしていたこともありました。自分はどちらかというと自分から話すタイプではないのですが、アルバイトの経験からコミュニケーションへの苦手意識がなくなったと思います。学生生活では、目上の人と関わることが重要だと思います。社会人になると、様々な年代の人と関わるため、学生のうちに積極的に経験してみてください。
この先のビジョンを教えてください
これまでは自分が一番年下で、先輩方に面倒を見ていただく機会が多かったように感じます。力道電設は気さくに声をかけてくれる方が多く、私の食生活を心配した先輩がお弁当を作ってくれたこともありました。これからキャリアを積んでいき、後輩が増えていくと思います。後輩から気軽に声をかけてもらえるよう心掛けていきたいです。
また、今後は図面を書けるようになり、建設ディレクターを目指していきたいです。
東北学院大学山田尊仁 さん
力道電設さんの取材を通して、この業界が技術職を募集する際に経験者を採用する機会が多いことや、それに伴い業界の年齢層が高い現状があることを知りました。そんな中でも、力道電設さんは若手の採用を積極的に行うことで、一つのチームとして会社を成長させ続けているのだと分かりました。
宮城大学高橋陵央 さん
取材するまで力道電設という名前や業界のイメージから男性が多く、年齢層が高めかなと思っていました。しかし取材当日、会社にうかがうと若い社員さんや女性社員さんが多いことに驚きました。上司の方が積極的に育休を取るなど、若手社員が休みを取りやすくなるような環境づくりが、力道電設に若い社員が集まる理由だと思いました。