PERSON #14
株式会社興盛工業所
工事部
鈴木 優大 さん
YUDAI SUZUKI
東北工業大学卒業 2017年入社
2018年度取材
年齢の離れた職人さんたちに
教えてもらいながら、
日々現場で頑張っています
大学で環境エネルギーを専攻しながらも、
ある日突然頭の中に浮かんだ疑問から
建築設備に関心を抱いたという鈴木さん。
株式会社興盛工業所の工事部で、
日々奮闘する鈴木さんにお話を伺いました。
この会社を
選んだのはなぜですか?
実は、就職活動を行うにあたって、自分が何をしたいのか分かっていなかったんです。でもある日、急に「天井の中ってどうなっているんだろう?」という疑問が頭の中に浮かんできて、それで建築設備に興味を持ったんですよ(笑)。 弊社を選んだのは、就活中に参加した説明会の雰囲気がすごく良かったから。入社後にわからないことがあっても、まわりに聞きやすいのかなと思いました。実際も思っていた通り、先輩や上司にいろいろ質問しやすい環境です。
どんなお仕事を
されていますか?
工事の図面や申請書類の作成、進捗状況の管理などを行っています。また、職人さんへの作業指示も行います。中でも最も大切なのが、安全確認ですね。 年齢が離れた職人さんたちとご一緒させていただいていますが、分からないところを教えてもらいながら仕事をしています。同じ職場で働く仲間として、仲良くしていただいています。
仕事のやりがいは
どんなところに感じますか?
自分の担当した現場で、蛇口をひねったら水が出たり、空調がちゃんと動いたりする瞬間ですね。関わった仕事がきちんと形になると、ものすごい達成感を味わえるんですよ。
目標を教えてください
今、僕は入社2年目でまだ分からないことも多く、先輩に頼ることも多々あるんです。だから、2、3年後には自信を持って現場を回して、後輩から頼られる存在になっていたいです。
御社ならではの
特徴はありますか?
風通しがいいことですね。先輩も上司も「いつでも話を聞くぞ」という感じでいてくれることです。
仙台で働くことの
よさを教えてください
僕自身が名取市の出身で、仙台に友人も家族もいるというのが大きいですね。就活時にはあまり意識していなかったのですが、高校生のときに東日本大震災を経験したこともあり、大切な人たちのそばにいたいと思ったのかもしれません。
就活生へメッセージを
学部や学科にとらわれることなく、視野を広げていろいろな会社の説明会に出るのもいいと思います。そして、就職活動を続ける中で周りの友達が内定をもらっていくと焦る気持ちがでてきて「早く決めなきゃ!」と思うこともあるかもしれませんが、自分に合った会社を選んでほしいです。入社後もその仕事を続けていけるのかどうか、じっくり見極めるのも大切なのかなと思います。
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6:00
起床
身支度を整えて、7:00には家を出ます。
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8:00
出社
前日までの工事の書類整理や前日に記した作業メモを確認します。また、図面作成や現場で使う材料の手配も行います。
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12:00
お昼
コンビニで買うことが多いです。
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13:00
現場へ
到着したら、安全確認を行います。職人さんへの指示、発注者さんと建築電気設備の定例会議を行うこともあります。
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17:00
帰社
翌日の作業メモの作成を行います。
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18:00
退社
友人と待ち合わせてごはんを食べに行く日もありますが、家にすぐに帰った日は、一気に脱力(笑)。のんびりします。
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休みの日の過ごし方
時間を有効に使いたいので、休日はいつも以上に早起きになっちゃうんです(笑)。アウトドアなアクティビティが多く、冬場は、早起きして会社の先輩と一緒にスノボに行きます。春以降は、ロードバイクで出かけることが多いですね。
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わが社の自慢ポイント
これからも地元随一であるために、
信用第一で
代表取締役 小林 照和 さん
建物の空調設備、給排水、防災設備の設置など、建築設備工事を行う株式会社興盛工業所。創業は昭和15年(1940)の老舗ですが、小林社長は「創業後すぐに戦争になってしまって、あまり仕事はなかったようですが、終戦後は仙台の復興事業に携わりました。東日本大震災でも応急給水で地域のみなさまに水をお届けしたり、その後の復興の工事で微力ながらお役に立つことができました」と話し、興盛工業所が仙台の復興になくてはならない存在だったことが伺えます。
現在4代目として会社を切り盛りする小林社長は、成り手不足が叫ばれる建設業において、どうしたら若い人たちが働きやすい環境になるのかを常に思案しています。「風通しのよい職場環境を心がけ、下からの意見がきちんと届くようにしたいと思っています。あとは、社員同士の親睦を深めるために家族参加型の社員旅行を数年に一度行っています」。
また、「仙台市奨学金返還支援事業」(*)の協力企業に認定されました。「少しでも奨学金返済の負担を軽減できればと思いました」と話します。社員を大切にするその社風からか、若手技術者も立派に成長し、興盛工業所を支える大きな力となっています。
「これからも地元随一であるため、『信用』を大切にして東北でがんばっていきたいです」と話す小林社長の元で、興盛工業所はこれからも地元の人たちを陰で支え続けていくことでしょう。
*「仙台市奨学金返還支援事業」について、くわしくはこちら
- 所在地
- 宮城県仙台市宮城野区日の出町1丁目1-35
- 電話番号
- 022-236-3511
- 従業員数
- 57名
- 2020年度
新卒募集人数 - 5名
- 過去の採用実績
- 東北学院大学・東北工業大学・東北文化学園大学・石巻専修大学・岩手大学・八戸工業大学 他
- 公式
ホームページ - http://www.koseikogyo.co.jp
東北学院大学小野 紘貴 さん
「奨学金返還支援事業」にいち早く応募されたと伺い、こうした会社としての取り組みは、学生にとってはとてもありがたいことだと思いました。あとは、社長が話されていた「信用が大切」という言葉がとても印象に残りました。僕も信用される社会人になれるようにがんばります。