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PERSON #16

株式会社東北構造社

測量・調査部

鈴木 祥也 さん

SHOYA SUZUKI

仙台工科専門学校卒業 2015年入社

2018年度取材

何十年と続ける仕事だからこそ、
立ち止まって考える勇気も必要

教育の道を目指していた大学生活から一転し、
測量士の道に進んだ鈴木さん。
幼いころから慣れ親しんだ仕事で、充実した日々を
過ごす鈴木さんにお話を伺いました。

01

この会社を
選んだのはなぜですか?

秋田の実家が、測量設計事務所を営んでいます。幼いころから父の背中を見ていたこともあって、専門学校で測量を学ぶことにしました。専門学校進学のために仙台に来て、ビル群などの都会の風景がすごく気に入ったこともあり、仙台での就職を希望。中でも建設コンサルタントとしてさまざまな仕事に関わることができる東北構造社に入社しました。

02

どんなお仕事を
されていますか?

道路を新しく作る前に、位置や距離、面積を測量する仕事をしています。いわゆる、工事に入る前の作業になります。測量の結果によって、道路を曲げたりすることもあります。自分の仕事で地図が変わることもあるので、実際に仕事で関わることになると「これは大ごとだぞ!」と思うこともありますね(笑)。

03

仕事のやりがいは
どんなところに感じますか?

入社1年目に入った現場に、先日足を運ぶ機会があったんです。そこにはもう災害復興住宅が出来上がっていました。何もなかった場所が整備されて、建物ができてその中に人が住んでいて、それを自分の目で見たときに、「ああ、すごい仕事をしたんだな」と思いました。

04

御社ならではの
特徴はありますか?

通常、測量会社というと郊外にあることが多いのですが、弊社は街中にあるので、通勤しやすいです。また、設計や他の部署もありますので、社内でコンサルから施工管理まですべてできるというのが大きいです。お客さまにとっても、建設のいろいろなことがワンストップで済むので仕事のやりとりがしやすいと思います。

05

仙台で働くことの
よさを教えてください

夜、活気あふれる街の灯りを見るだけでも「仙台で働いていてよかった」って思っちゃいます。会社帰りに家電量販店や洋服屋さんに寄れたりするのも、いいですよね。

06

就活生にメッセージを

ぼんやりしたイメージではなく、実際に入って何を目指すのかという目標がないと、壁にぶつかったときに厳しいのではないかと思います。僕自身、一度は大学に入って教育の道を目指したこともあったのですが、「何か違う」と思い直して専門学校に入りなおしました。40年、50年と続けていく仕事ですので、嫌々では務まりません。自分は何が好きで、何をしたいのか時に立ち止まって考える勇気も必要なのではないかと思います。

ある日のお仕事スケジュール

  • 6:20

    起床

    身支度をしてから、会社に向かいます。

  • 7:35

    出社

    自転車通勤です。出社後は現場に向けて出発するための準備を行います。

  • 8:00

    出発

    現場に向けて出発します。その時々によって向かう現場は変わります。

  • 12:00

    お昼

    コンビニでお弁当を買ったり、近くの飲食店で食べます。

  • 13:00

    午後の仕事開始

    暗くなるまで測量などの現場作業を続け、17:00頃帰社します。

  • 18:00

    帰宅

    家に帰ったら、夕食を作ります。ひとり暮らしも7年になるので、料理も得意です。
    夕食後はゲームをしたりして過ごします。

  • 休みの日の過ごし方

    専門学校時代の友人と釣りやドライブに出かけることが多いです。冬場はスキーにも行きます。結構アクティブに過ごすことが多いかもしれません。

  • わが社の自慢ポイント

経営陣へのインタビュー

後世に残る仕事を
志高い仲間と共に

代表取締役
辻川 友博 さん

建設コンサルタントから、土木工事の測量、施工管理などさまざまな業務を行う、建設のプロ集団である株式会社東北構造社。辻川社長は、「弊社は、公共工事を通じて社会貢献を果たしたいと考えております。ですので、そうした意欲のある学生さんに、ぜひ来ていただきたいですね」と話します。
辻川社長は、学生時代から東北構造社でアルバイトとして働き、そのまま社員、そして社長になった生え抜きです。「中学生のときに見たドキュメンタリー番組がきっかけで土木に興味を持ち、そのまま高校・大学でも土木を学び、この会社に入りました。好きなことを仕事にできて、それで家族を養うことができるなら、こんなに幸せなことはありません」と笑顔をのぞかせます。
そして「今いる社員のみなさんにも楽しく働いていただけるよう、『現場に出ていたい』などの希望は、なるべく聞くようにしています。また、県の『女性のチカラを活かす企業』の認定もいただき、女性も働きやすい職場を目指しています」。その言葉通り、オフィスには女性社員の方もたくさん見られました。「力仕事だけが建設ではありません。この仕事は、公共性高く、後世に残る仕事。志のある方と一緒に、これからも成長していけたらと思います」。

企業情報

所在地
宮城県仙台市青葉区本町二丁目2-3 鹿島広業ビル
電話番号
022-227-1877
従業員数
103名
2020年度
新卒募集人数
5名
過去の採用実績
東北工業大学、東北芸術工科大学、尚絅学院大学、仙台工科専門学校、東北電子専門学校 他
公式
ホームページ
http://kozosha.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

Interviewer

東北学院大学 小野 紘貴 さん

お話を伺った鈴木さんは、四年制大学に通いながら「何か違う」と感じて測量の世界に飛び込んだのがすごいと思いました。紆余曲折ある中で、自分の好きな仕事に就いているからこそ、とても充実しているのが伝わってきました。地図に残って、誰かの生活の礎になるという鈴木さんの仕事がとても魅力的だと感じました。