PERSON #21
株式会社ウジエスーパー
中山店 青果主任
奥山 達哉 さん
TATSUYA OKUYAMA
東北福祉大学卒業 2014年入社
2019年度取材
今は目の前にあることを
がむしゃらに
学生時代は福祉関係の仕事を
志したこともあるという、奥山さん。
就職活動中に自分の適性を見極めるうちに、
小売店への就職を希望するようになった
といいます。
現在、ウジエスーパー中山店
で青果主任として日々奔走する奥山さんに、
「仕事」について伺いました。
この会社を
選んだのはなぜですか?
私の実家が豆腐店を営んでおり、小売りというものになじみがあったこと。そして、学生時代に居酒屋などで接客のアルバイトをしていたので、この業界が自分に向いているのではないかと思いました。ウジエスーパーに就職を決めたのは、面接時に気に入っていただけたようで「おいで」と言っていただけたからです(笑)。
どんなお仕事を
されていますか?
青果部門の主任として、日々の販売計画、特売品のオーダー、チラシの制作などを行っています。あとは、データ分析を行って「こういう商品はこうすればもっと売れる」というような戦略を立てたり、売り場のレイアウトを決めたり、現場への指示だしなどを行っています。
仕事のやりがいは
どんなところに感じますか?
“売れ筋”と見込んで仕入れた商品が計画通りにしっかり売れてくれたときはうれしくなりますね。最近ではあまり店頭に立つこともなくなってしまったのですが、新入社員のころは、顔なじみのお客さまと世間話をしたり…という、そういう何気ないことが楽しかったですね。
お仕事で大変だと
思うことは何ですか?
売れると思ったものが売れなかったり、逆に売れすぎて欠品になると、いろいろなところに迷惑をかけてしまうこと。また、客足は天候に左右されることも多く、人の力だけではどうにもならないことも、大変といえば大変ですね。
目標を教えてください
会社員ですので昇進を目指していますし、いずれは本部に行きたいと思っています。ただ今は、目の前にあることをしっかりこなすことで精一杯ですが(笑)。
御社ならではの
特徴はありますか?
弊社だけではなく、スーパーマーケットはどこもそうだと思うのですが、職場におけるパートさんの割合が多いことですね。自分の母親や祖母と同年代の方と一緒に働くことができるので、良い経験になっていますし、学ぶことも多くあります。
学生時代に役立った
経験はありますか?
やはりアルバイトですね。私は居酒屋とコンビニエンスストアでバイトをしていたのですが、接客や上司やパートさんとの関係構築に大いに役立っていると思います。あとは、クロスカントリースキー部に所属していて、体力がついたことも今の職場に役立っています。職場では、重いモノを持ち上げることも多々ありますから。
就活生にメッセージを
新しい環境に行くことはドキドキするかもしれませんが、どんなときもがむしゃらにやっていけば、道は開けてくると思います。がんばってください。
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6:00
起床
身支度を整えて出社します、車通勤です。
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7:00
出社
前日の売り上げデータを分析して、商品を陳列棚のどこに、どの位陳列するかを計画する「棚割」を決定します。
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9:30
開店
現場が忙しそうであれば店頭に立ってお客さま対応を行うことも。
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13:00
昼食
休憩室で愛妻弁当を食べます。
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14:00
午後の仕事開始
午前の仕事の続きを行います。前年、前週の売り上げを考慮し、商品の発注を行うのも大事な仕事です。
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18:00
退社
まっすぐ家に帰ります。11か月になったばかりの子どもがいるので、お風呂に入れたり…と、いろいろ世話をします。
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23:00
就寝
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休みの日の過ごし方
子どもと遊んで一日過ごします。今はつかまり立ちをしていて、ハイハイもすごく速いので目が離せません。家の中よりもARIOや錦が丘にある「感性の森」といった、インドアで小さな子どもも遊べる場所に連れて行ってたっぷり遊ばせます。夜はしっかり寝てもらおうという作戦です(笑)。
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わが社の自慢ポイント
社員の配偶者へ誕生日ギフト(お花とギフト券)が贈られます。
また、年末や母の日など、時期によってギフトやお花を社員割引価格で購入することができます。多くの社員がこの制度を利用しているようです。
“ロスゼロ”を目指して、
地域社会に恩返しを
株式会社ウジエスーパー 取締役 株式会社ウジエデリカ 代表取締役社長 氏家 良太郎 さん
宮城県登米市に本部を置くウジエスーパー。現在、県内に33店舗を構え、地域の方々の生活を支えています。
「食を通しての社会貢献」を社是に掲げるウジエスーパーでは、農産、海産、畜産物といった生産者が“規格外”として流通に乗せることができなかったものを買い取り、総菜として加工するための会社「ウジエデリカ」を震災後に立ち上げました。「震災でモノに対する考え方が大きく変わったと思います。弊社は今、“ロスゼロ”を目指して、さまざまな取り組みを行っているんです」と、氏家取締役は話します。
その取り組みの一つが、食品残さを利用しての肥料づくり。「作った肥料は、県内の農家さんに無料でお配りしています。地元で商売させていただいている分、何かの形で恩返しができれば…」。それだけではなく、地元で採れる農作物や海産物に適正な価格をつけ、地元の生産者のみなさんの所得のアップも目指しているそうです。
そんなウジエスーパーが求める人材について氏家取締役にうかがうと「“情熱に勝る資格なし”ですね(笑)。スーパーはお客様と接することでいろいろなヒントをもらえる職場。いろいろなことを楽しんで、“自分ごと”にしてくれるような学生さん、お待ちしています!」と笑顔で答えてくれました。
ウジエスーパーは、生活者の最も身近な存在、そして地域経済の牽引役として地元宮城に根付いた商いをしていくことでしょう。
- 所在地
- 宮城県登米市迫町佐沼字中江1-7-1
- 電話番号
- 0220-22-7117
- 従業員数
- 2,105名
- 2020年度
新卒募集人数 - 20名
- 過去の採用実績
- 石巻専修大学・東北学院大学・東北福祉大学・宮城学院女子大学 他
- 公式
ホームページ - http://www.ujiesuper.com/
東北大学大西 峻介 さん
旅行に行ったりすると、その土地土地で地域に根付いたスーパーマーケットがあって、面白いなと思っていました。今回ウジエスーパーさんにうかがって、お店の方がお客さまとコミュニケーションを取っているというお話が印象に残りました。お客さまと話すことでアイデアを得てそれを店舗として実現していくというのが、大型店との違いなのかもしれませんね。
東北福祉大学中村 明稔 さん
スーパーマーケットは、小さいころに親と一緒に来たという思い出がありますが、従業員のみなさんが企業の理念を持って、そのもとで働いているというのが素晴らしいですね。また、学生時代やってきたことが今につながるという言葉があったので、僕自身の今の経験を大事にしなくてはいけないなと思いました。