PERSON #75
クオリティソフト株式会社
開発ギルドグループ
大津 龍生 さん
RYUSEI OTSU
筑波大学大学院卒業 2023年入社
2023年度取材
技術力の向上と、後輩たちにとってよき先輩になることが今の目標
東京理科大学から筑波大学大学院を経て、クオリティソフト株式会社に入社した大津さん。学生時代には子どもたちにプログラミングを教えていた経験を持ちますが、入社後は学び直しの日々だといいます。それでも「いい人たちに恵まれて、毎日が楽しい」という大津さんに、仕事について伺いました。
大学院ではどのようなことを学んでいたのですか?
脳波についてです。僕の研究テーマは、脳波の簡易測定とうつ病についてでした。脳波というと、大規模な検査をイメージすると思うのですが、僕が行っていたのはカチューシャのような簡易測定器を使って10分ぐらいで脳波を測り、その人のうつ、抑うつ気分に関連性があるのではないかという研究を行っていました。筑波大の大学院に入る前は東京理科大学で画像系の研究をやっていたのですが、心理学にも興味があったので、筑波大で脳波の研究をすることにしたんです。
この業界を選んだ理由は?
私がこの業界を選んだ理由は、元々ゲームやクリエイティブな分野に関心を持っていたことがきっかけです。IT業界でクリエイターになるキャリアを考え、就職活動を通じてクオリティソフトに出会い、この会社でソフトウェアエンジニアになりたいと思いました。ちなみに当社を志望した動機は、この会社がクラウド系のサービス開発だけでなく、宿泊施設やドローンの事業など、多角的に事業を行っているところが一層クリエイティブで面白いと感じたからです。
入社してからのギャップはありましたか?
いい意味でギャップがありました。想像以上にオフィスがキレイで快適です。先輩方も優しくて職場の雰囲気も良く、特にそれが感じられるのが、仙台支社の朝礼の時間です。朝礼の際にローテーションで日常の出来事をスピーチする時間が設けられており、僕は「美味しかったお店」について話すことが多いのですが「食べるのが好きな割に食レポが下手だ」とツッコんでもらうこともあります(笑)話題を通して皆さんから笑いが溢れ、ストレスフリーな職場です。同期が僕を含めて5人いて、いろいろな話ができるのもいいですね。
現在、どんなお仕事をされていますか?
PC操作ログ収集サービス(※1)の開発に携わっています。新規機能の開発や既存機能のアップデートなどをメインにコーディング(※2)を行っています。
※1 いつ/誰が/どのようなPC操作を行っていたかという記録を収集し、長期間保管できるサービス。
※2 プログラミング言語を用いて文章を記述し、ソフトウェアを設計すること。
仕事のやりがいはどんなところに感じますか?
新規開発やアップデートをメインに行っているのですが、学生時代のソフトウェア開発はひとりで行っていたのに対し、仕事では仲間と一緒に開発します。新規開発では時に分からないことも出てきますが、同期や先輩とこまめにコミュニケーションし、認識と力を合わせて試行錯誤を行い、そうして自分が携わった業務が実際に製品に反映されて、お客さまのお手元に届くというところにやりがいを感じています。
仕事で大変だと思うことは何ですか?
僕は学生時代にプログラミングを子どもに教えるアルバイトをしていたのですが、現在業務で使っている言語とは違うものでした。一から学び直すようで苦労はありますが、先輩方からの手厚いご教示もあり、日々着実に技術力を身につけています。
今後の目標を教えてください
技術力を高めて会社に貢献したいです。具体的には自社開発のクラウド基盤「Quality Cloud System」に関わったり、クラウド環境開発に用いるオープンソースソフトウェアの「Kubernetes」に挑戦し、深い知識を得たいと考えています。また、春からは私も先輩社員となるので、後輩たちにとってよい先輩でありたいと思っています。
学生時代に役立った経験はありますか?
先ほど一から学び直していると話しましたが、全部が全部そうではなく、プログラミングに共通する考え方や基礎は、アルバイトや大学で学んだことが活かされています。またそれだけでなく、リーダーシップやコミュニケーション力もその時身についたのかなと思います。アルバイトでは生徒がプログラミングを使えるように、自身も学び、教えること。大学ではサークル長を務め、部員の時間管理や仕事の割り振りを行っていたこと。振り返ってみると、学生時代の経験は今役立っているのだなと気づかされます。
就活生にメッセージを
自分が考える以上に、1年が過ぎるのは早いので、早めに準備をしていった方がいいと思います。また、大学の就活課の人に相談に乗ってもらったり、友達にいろいろと意見をもらったりするのもいいと思います。僕の場合、エントリーシートの自己PRを書くのがものすごく苦手で、就活課の方や友達に聞いて自己PRなどを作成しました。
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8:00
起床
朝起きたらシャワーで汗を流し、身支度をします。
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8:15
出勤
運動を兼ねて、30分の徒歩通勤をしています。
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8:50
出社
当社はフレックスタイム制で、私は9:00に始業するべく出社します。オフィスはフリーアドレスなので、日々新鮮な視点で業務を開始できます。
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9:00
始業
毎週月曜日にはすべての拠点をオンラインでつないだ30分ほどの朝礼と、それとは別に、毎日5分程度の仙台支社単独の朝礼があります。朝礼の後はチャットやメール、社内的な連絡が来ていないかのチェックを行います。
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10:00
午前の業務
開発ギルドチームの朝礼があり、チーム内での情報共有を行います。それが終わったら、新規機能の開発やアップデートのためのソースコードを書くなど、その日に行わなければならない仕事に取り掛かります。
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12:30
昼食
会社周辺で食べることが多いです。「おいしい台所12カ月」という居酒屋さんがあるのですが、そこの日替わり定食がとてもおいしくてコスパもいいので、よく行きます。
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13:30
午後の業務
午前から引き続いての業務を行います。
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18:00
退勤
家に帰る途中でどこかに立ち寄って夕食を食べます。自炊よりは外食の方が多いです。
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19:00
帰宅
帰宅後は着替えて、近所のジムへ行きます。食べることが好きなので、運動は必須なんです。
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20:00
自由時間
寝るまでの間はゲームをしたり、本を読んだりして過ごします。
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23:00
就寝
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休みの日の過ごし方
朝起きたらジムに行きます。ジムでトレーニングをした後は、普段はあまり行かない仙台駅周辺や特別感のある場所に出向いて食べ歩きを楽しみます。
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わが社の自慢ポイント
わが社はフリーアドレスであることに加えて、毎週金曜日に席のレイアウト自体が変わるんです。自分たちが座りたいように席をつくれるのはすごくいいなと思います。
仙台から、世界55カ国8万社以上にサービスを提供する
仙台支社 開発ギルドグループ ギルドマネージメントオフィス アカウントマネージャー 前田 和友 さん
法人向けのパソコン管理、セキュリティ管理のクラウドサービスを展開しているクオリティソフト株式会社。前田さんは「皆さんがお仕事で使うパソコンは、ある程度規模が大きくなってくると『いつ買ったか』『いつ処分したか』『どういう形で使っているか』ということが把握できないと、ムダな買い物をしてしまうことがある。また、標的型攻撃やランサムウェアなどのウイルスからパソコンを守るということも必要です。私どもは、法人向けにパソコンを管理するツール、セキュリティを提供するクラウドサービスを主なビジネスとしています。現在(2024年2月)、世界55カ国、8万社以上にサービスを提供しているんですよ」と教えてくれました。
2024年に創業40周年を迎えるクオリティソフトですが、創業当初は翻訳業だったそう。「CEOがソフトウェアの販売を持ちかけられたことをきっかけにソフトウェアの会社に業態変換したんです。当時はサーバーが必要なソフトウェアから始めて、その後クラウドサービスに移行したわけですが、これがどこよりも早かったので、多くのお客さまに使っていただけることになりました」。
和歌山県に本社を構えるクオリティソフトが仙台に支社を出したのは2021年のこと。「本社も最初は東京だったのですが、『東京で無くても良いよね』というCEOの考えで、和歌山に開発拠点を構えて、機能を移し、最終的には本社も移転しました。仙台は学生さんも多いですしロケーションもいいですから」。
入社1年目からソースコードを書き、エンジニアとして成長したい人には絶好の職場。「仙台にいながらにして世界の技術を学びながら、8万社以上のお客さまにサービスを届けることができます。やってみたい!という意思のある方にはぜひ挑戦してほしいですね」と、前田さん。
仙台から世界につながる仕事がしたいエンジニア志望の方は、ぜひ門戸を叩いてみては?
- 所在地
- 宮城県仙台市青葉区国分町3-4-33 仙台定禅寺ビル4F
- 電話番号
- 022-796-8082
- 従業員数
- 176名
- 2024年度
新卒募集人数 - 若干名
- 過去の採用実績
- 仙台支社 23卒:5名 24卒:2名
- 公式
ホームページ - https://www.qualitysoft.com
尊敬する先輩とはどんな方ですか?
同じチームの先輩です。PC操作ログ収集サービスの開発を通して、先輩から日々技術を教わっていますが、優しく、指示も的確で、仕事に対し無駄がない方です。技術者としても人としても見習うべき部分が多く、先輩のようなソフトウェアエンジニアになれたらと思っています。また、今後の目標でも語りましたが、新入社員が入って来られた際には、私自身も尊敬する先輩のように、後輩に優しく接していきたいと思っています。
入社して一番うれしかったことは何ですか?
自分が作ったものやアップデートしたものが世の中に反映された時が一番うれしかったです。クオリティソフトは、8万社以上の多くのお客様にサービスを提供しているので、その分自分が携わったものが世の中に出た時のうれしさは大きいです。このうれしさを励みに新規開発やアップデートを頑張っていきたいです。
東北学院大学宮古璃歩奈 さん
初めてソフトウェア関連のお話を聞きましたが、多くのお話が聞けて楽しい時間を過ごすことが出来ました。大津さんを始め、芯のしっかりしている方が多く在籍している企業だと知ることができ、楽しい職場環境が職員の活き活きとした姿勢に繋がっているのだと感じました。
東北学院大学佐藤 拓 さん
オフィスに入った瞬間カジュアルで綺麗なオフィスに驚きました。しかし、そこで働いている社員の方々は真剣な眼差しでパソコンに向かっており、そこのギャップが印象的でした。取材を通して、クオリティソフトさんは技術力の高さがあるからこそ約8万社にサービスを提供できているのだと感じました。