PERSON #73
株式会社紀生
KISEI幸町店
佐藤 竜哉 さん
TATSUYA SATOU
福島県高等理容美容学院 2022年入社
2023年度取材
いずれは、何十万人もフォロワーがいるようなカリスマ美容師に!
YouTubeをきっかけに「自分もカリスマ美容師になりたい」とこの業界を目指した佐藤さん。就職先に選んだのは、仙台で11店舗の美容室を展開し、教育プログラムも充実している「美容室KISEI」でした。現在、スタイリストを目指して日々勉強中だという佐藤さんに、お仕事について伺いました。
この業界を選んだ理由は?
中学生の時にYouTubeで、有名美容室のカリスマ美容師さんの動画を見て、自分もやってみたいなと思ったのがきっかけです。その美容室がメンズ専門店で、男性をカッコよくしている姿を見て、自分も人をカッコよくしたりきれいにしたりしたいなと思いました。
この会社を選んだ理由は?
相談していた先生からの紹介がきっかけでした。KISEIは教育に力を入れていて、他のサロンにはあまりない研修センターでの勉強会など、アシスタントのうちからしっかり学べる機会が備わっていたり、会社全体のイベントなども多かったりということを知り、とても魅力を感じました。中でも、東日本大震災の時に移動美容室「きずな号」で被災地に訪問し、ボランティアカットをしていたことを知り、勤めるならここしかないと思い、入社しました。
現在、どんなお仕事をされていますか?
今は主にシャンプーとお客さまの頭皮をマッサージするヘッドスパを担当しています。スタイリストになるまでにはさまざまな検定をクリアする必要があり、仕事と同時に日々その検定に向けて勉強をしています。最終的に人の頭で行うスタイリスト検定をクリアしたら、スタイリストになることができます。だいたい1年から2年でスタイリスト検定を受けられるようになり、自分もあとはスタイリスト検定を残すのみです。
仕事のやりがいはどんなところに感じますか?
スパが得意なので、お客さまから終わった時に「気持ちよかった」といってもらえた時にはやりがいを感じます。あとは、社内でカットコンテストや毛髪にロッドを巻くワインディングコンテストなどいろいろなコンテストが開催されていて、技術の順位を競っているのですが、こうしたコンテストで受賞できた時はうれしいですね。
仕事で大変だと思うことはどんなことですか?
練習が一番大変です。スタイルも得意なスタイルと苦手なスタイルがあるので、やっぱり苦手なスタイルには苦戦します。メンズの短いカットは得意ですが、女性のショートヘアは難しい。技術を身につけるために、店舗の営業が終わってから1時間くらい練習したり、研修センターでの勉強会で勉強したりしています。大変ではありますが、他店の店長が来ていろいろと教えてくれますし、カリキュラムも充実しているので、とてもありがたいです。
仕事をするうえで大切にしていること、最も心がけていることは何ですか?
お客さまの前でいつも元気にしていることです。技術的なことでは、今はシャンプーなどがメインなので、力強さだったり手の動かし方だったりを、お客さまに心地よいと感じてもらえるように考えながらやっています。
今後の目標を教えてください
美容師になるきっかけにもなったInstagramに何十万人もフォロワーがいるようなカリスマ美容師を目指し、ずっとこの仕事は続けていきたいです。美容師は人それぞれ得意分野がありますが、自分はやっぱりメンズが好きなので、メンズをメインに頑張ってトップスタイリストを目指したいです。
学生時代の経験が役立ったことはありますか?
専門学校で学んだ技術は本当に役に立ちました。特に、ワインディングはやっておいてよかったです。シャンプーの技術ももちろん学ぶので、今の仕事に活きています。やりたくて学んでいることだったので、当時は楽しかったですね。また、コンビニでアルバイトをしていたんですが、いろいろなお客さまがいるので、接客の経験としてはよかったと思います。
就活生にメッセージを
美容師を目指す人はそれぞれ「こうなりたい」という目標があるように思います。そういった目標があった方が自分の強みもわかって勉強できるので、いいのではないでしょうか。専門学校で学ぶこと以外にも自分でいろいろ学んでおくこともおすすめです。ヘアセットやアレンジなんかも勉強しておくとよりよいのではないかと思います。また、学生のうちにアルバイトなどで接客の経験をしておくとよいと思います。
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8:00
起床
シャワーを浴びて急いで準備し、8:25には家を出ます。
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8:30
出社
出社したら、まず自分の髪をセットします。店舗に自分のワックスやアイロンを置いていて、スタッフはみんな開店前に店舗でヘアセットをしています。
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9:30
営業開始
店舗の営業時間は9:30から18:30。開店後はお客さまの対応をします。お客さまが来店されたらまずはカウンセリングをし、スタイリストの指示に沿って動きます。1日20名程のアシスタントに入ります。
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11:30
昼食
特に昼食時間は決まっていませんが、早い時はこのくらいで、遅い時は16:00を過ぎることも。昼食はレトルトカレーなどを持ってきて、店舗内で食べています。忙しい時はパパっと済ませて午後の仕事に戻ります。
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12:00
午後の業務
午後も午前同様、閉店までお客さまのアシスタント業務に就きます。
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18:30
閉店
閉店後は店舗で練習を1時間位か、もしくは北仙台の研修センターでの勉強会に参加します。勉強会は約3時間行われ、カットやカラーの技術を実際に手を動かして練習したり、髪について学ぶ座学なども行います。
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19:30
帰宅
閉店後の勉強時間はありますが夜遅くまでということはなく、このくらいの時間に帰宅できます。夕飯は自炊しています。夜は友達とオンラインゲームをして過ごすことが多いです。テレビやYouTubeを見て過ごすこともあり、バイクや美容系のYouTubeをよく見ています。
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25:00
就寝
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休みの日の過ごし方
月8日お休みがあって、家でゲームをしてゆっくりしている日もありますが、バイクでツーリングに行くことも。地元の福島に帰って高校時代からのバイク仲間と集まることも多いので、その時は朝7時には家を出て、福島で友人と合流します。最近だと相馬にツーリングに行きました。
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わが社の自慢ポイント
社内でのイベントが多く、社員全員が集まるパーティが年に2、3回あります。他店の同期や先輩方とお酒を飲んでいろいろ話したり、面白い芸を披露したりする人もいるので楽しいです。カラオケ大会やスポーツ大会などもあって、みんなで参加して楽しんでいます。スポーツ大会の後にみんなでBBQをしたりすることも。先輩後輩の壁なくみんなフレンドリーな雰囲気です。
東北の美容企業としてナンバーワンの環境づくりを
取締役副社長 兼 美容事業部代表 島田 耕平 さん
1970年に美容室として創業し、今では美容室KISEIを11店舗、結婚式場「仙台ゆりが丘マリアージュアンヴィラ」、そのほか成人式や卒業式向けの着物などのレンタル衣装店を5店舗、さらにグループとして、仙台ヘアメイク専門学校、宮城文化服装専門学校、まつ毛エクステスクールGIVA仙台校を展開している株式会社紀生。
島田副社長は「弊社には、『美容の技術と晴れの日を通して、幸せな日常と心豊かな毎日を提供します』というミッションがあります。技術を磨き、その技術でお客さまをきれいにして、それでお客さまの毎日が心豊かになっていくこと、それがこの仕事の一番大事な部分です」と話します。
50年以上も続く美容室。「弊社では勤続40年という方もいます。働いている人たちも縁があって来てくださるので、長く勤めていただきたい。東北の美容企業としてはナンバーワンの環境づくりをしていきたいなと思っています」と、働く環境づくりにも力を入れていることを教えてくれました。
島田副社長は、中途採用で入社後、美容師の免許取得の大変さを知るため、自身で専門学校に入学し3年かけて美容師免許を取得したそう。「仕事もしながらで、筆記はともかくやっぱり技術が大変で…。夜の会議の前にパーマを巻く練習をしたり、会議に参加した店長にアドバイスをもらったりして乗り切りました。社員たちからは面白く見えていたと思いますが、技術者の大変さをわかろうとしているということは伝わったのではないでしょうか」。
最後に、就活生へのアドバイスを伺いました。
「困難な時こそ前向きに覚悟を持って取り組んでもらえたら、必ず実ります。また、美容の場合は一度身につけた技術には有効期限がありませんので、一生使っていける資格になります。ぜひ、長く続けてもらえたらと思っています」。
- 所在地
- 宮城県仙台市青葉区昭和町6-6
- 電話番号
- 022-275-3289
- 従業員数
- 120名
- 2024年度
新卒募集人数 - 15名
- 過去の採用実績
- 2023年卒 12名 ・ 2022年卒13名 ・ 2021年卒8名
- 公式
ホームページ - https://www.kisei.jp/
美容師の魅力ってなんですか?
お客さんがかわいくなったり、かっこよくなっていく姿を見られることですね。シャンプーとスパをすることが好きなんですけど、お客さんが「気持ちいい」って言ってくれると、やりがいを感じます。大変なこともありますが、尊敬する方の存在や、美容師に対する思いがあるからこそ、仕事に楽しんで取り組むことができています。
尊敬する先輩にはどんなところで助けられていますか?
いつも気さくに話しかけてくれるところや、カットの仕方などわからないところがあったときにわかりやすく説明してくれるところです。特に先輩の長山さんという方は、会社のパーティーを盛り上げてくださったり、注意をしてくれることもある、とても尊敬できる存在です。会社のイベントがあると他の店舗の方とも仲良くなることができるので、沢山先輩と親しくなれています。
東北学院大学輕部知紘 さん
取材を通して感じたことは、社内の風通しの良さです。取材中にも、島田副社長が佐藤さんに次の社内イベントのアイディアを聞いている場面があり、社内の人間関係の親密さを実感しました。その他にも、美容師になるための手厚いサポートや勤務体制があることを知り、ここで働くことの充実感や幸福感を想像することができました。