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PERSON #74

株式会社いちたす

CS(カスタマーサービス)

伊藤 明菜 さん

AKINA ITO

尚絅学院大学卒業 2023年入社

2023年度取材

「困った時は伊藤のところに」と思ってもらえる信頼関係を築いていきたい

前職で管理栄養士として保育園で働く中、経営者の悩みに触れたという伊藤さん。園長先生や理事長先生など経営者をサポートすることで、先生方、子どもたち、保護者のみなさん、そして地域を明るくしていきたいと考え「いちたす」の一員として働くことになったといいます。そんな伊藤さんにお仕事について伺いました。

01

この業界を選んだ理由は?

前職が保育園の栄養士だったのですが、そこで園長先生や主任さんの事務量がとても多いと感じていました。先生方のマネジメントまで手がつけられず、疲れていってしまう姿を見て、何か具体的に支援できたらという思いが出てきました。先生方のマネジメントは、先生方の満足度につながり、それが子どもへも影響してくる。なので、子どもたちにより良い環境の中で園生活を送れるようなサポートがしたいと、保育園の経営に興味を持つようになり、仕事探しをはじめました。

02

この会社を選んだ理由は?

いちたすは「経営者の家族になる」という思いを持つ会社。それが私の言いたいこと、やりたいことにぴったりだと思ったんです。「明るい未来は子どもから」という理念のもと、経営者の方が経営に集中できれば先生方の働き方が充実します。先生方の働き方の充実は子どもたちの園生活の充実につながって、子どもたちの園生活の充実は保護者の満足度の向上につながって、保護者の満足度の向上は地域の活性につながり、未来が明るくなる。経営者の力になるということが子どもたちのためにもなるというところが私の考えと一致していましたし、面接で「経営者の家族になる」「一員になる」「当事者意識を持つ」という強い思いが社長や上司の方から伝わってきたので、ここで働きたいなと思いました。

03

現在、どんなお仕事をされていますか?

営業をしています。具体的には、新しいお客さまのお悩みを聞き出して、私たちで支援できることのご提案を行うほか、書類関係や制度の説明など経営コンサルティング業務も担当しています。当社はセミナーを定期的に開催しており、そこで無料相談を行っているので、ご希望のあったお客さまに連絡をして支援サービスをご提案するという内容になります。日によりますが、1日多くて3件位、コンサルティング業務もお打合せは1時間なので、営業と同じくらいの件数を行っています。たとえば今日は、「園児募集に悩んでいる」というお客さまがいらっしゃったので、その園のある地域の人口を調べたり、周辺の他園の状況を分析したりしました。人口減で園も減っていく可能性がある中でいかに選ばれる園になるか、ということを考えます。

04

仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

保育士の処遇改善という制度が複雑化しているので、それについて理解を深めたいというお客さまが一番多いのですが、お客さまとなるのが理事長先生や園長先生といった、園内に同じような立場の人がいない方々なので、「今まで誰にも相談できなかった」「聞いてよかった」等、これまで抱えていたお悩みを解消できた時はとてもやりがいを感じます。

05

仕事で大変だと思うことはどんなことですか?

お客さまが園長先生や理事長先生、株式会社の事業部の方だと、やはり年齢も上で経験値や持っている知識も豊富。その方々にお勧めするとなると、常にアンテナを高くして新しい知識を得ていないといけません。国の制度もいろいろ変わるので、そこもいち早く知らなければならない、そういうところが大変です。社内の研修や、国の子ども家庭庁のサイトは常にチェックして、最新のものが出ていないかを見たり、新聞記事を読んで理解を深めたりしています。栄養士から営業へのジョブチェンジで苦戦することも多いです。

06

今後の目標を教えてください

経営者の方々に「困った時は伊藤のところに」って思ってもらえるような信頼関係を築いていきたいのと、私たちが関わることによって本当に保育園が活性化して、子どもたちのいい保育につなげて行きたい、というのが目標です。

07

学生時代の経験が役立ったことはありますか?

牛丼屋さんとケーキ屋さんでアルバイトをしていましたが、大学のコミュニティのほか、アルバイトのコミュニティも通じて、ほかの大学の友達などいろいろな人と会う機会が多かったことが活きています。今もいろいろなお客さまと接するので、そこは良かったかなと思っています。

08

就活生にメッセージを

いちたすは、常に学びたい、挑戦したい、挑戦している人を応援したいという方にはとてもぴったりな会社です。そういう思いを持っている方がいたら、ぜひ一緒に働きたいなと思います。

ある日のお仕事スケジュール

  • 6:00

    起床

    簡単なものですが朝食を作り、コーヒーを飲んで身支度を整え、7:30には家を出ます。電車通勤なので、通勤時間は本を読んだりしています。会社として資格取得のサポートもしてくれるので、資格の本などを読むこともあります。

  • 8:20

    出社

    仙台駅から歩いて出社。その日のタスクを社員全員がチャットで共有することになっているのでそれを行います。弊社はフレックスタイム制を導入しているため、準備が整ったら業務を開始します。

  • 9:00

    始業

    社員全員でミーティングを行い、その日行う仕事内容の共有をします。業務開始後はメールチェックをして、その日の仕事内容を確認。具体的な業務の一例としては、スポットという処遇改善の書類作成支援や、コンサルティング業務として行う打合せの資料を作成します。コンサルティングのアポイントは月1回なので、終わった時に次回の日程を調整。営業は全員でカレンダーを共有しているので、そこに予定を入れて調整しています。

  • 12:30

    昼食

    お昼は持ってきたり、ビル1階のカフェで買うなどして、デスクで食べます。弊社は昼休みの昼寝を推奨しているので、15分位寝たり、制度の説明の動画を見たりしています。

  • 13:30

    午後の業務

    基本的には午前同様、コンサルティング業務やスポット業務にあたります。
    人それぞれタスクが違うので、期限が近いものを抱えている時期は少し時間がかかることもありますが、基本的には定時に帰宅しています。

  • 18:00

    退社

    基本的にはそのまま帰り、ご飯の支度をします。週末に食材をまとめ買いして、作りおきしておくことも多いです。主人のお気に入りは「鶏肉の柚子ソース」。柚子ソースも手作りします。栄養士をしていた経験を活かしています。

  • 21:00

    自由時間

    基本的にはのんびりしています。スキンケアが好きなので、好みのスキンケア商品を試したりしてゆっくり過ごしています。

  • 23:00

    就寝

  • 休みの日の過ごし方

    平日にゆっくりしたいので、週末に食料の買い出しをするとか、食材の下処理をしたり、作りおきをして冷凍したりします。あと、私も主人もお酒が好きなので、週末は料理を作って、家でスポーツ観戦やお笑い番組を見ながら“家飲み”を夫婦で楽しんだりしています。実際に野球やバレーボール観戦に出かけることもあります。

  • わが社の自慢ポイント

    オフィスがおしゃれで、BGMや香り、照明なども含め、仕事に集中しやすい環境が整っています。来客やみんなが集まる会議等シチュエーションに合わせて香りが変わるので、今日もいい香りだなと癒されます。

経営陣へのインタビュー

女性のライフステージに合わせた働き方を提案したい

代表取締役
大窪 由衣 さん

仙台を拠点に、幼稚園や保育園専門の経営コンサルティングを行う株式会社いちたす。大窪代表は、前職の転勤で仙台に来て、東北の経営者の人柄に触れて、そのまま仙台で起業することを決めたそうです。その理由について「本来であれば、保育業界の経営者は、お子さんや職員の方に対して時間をかけないといけないところ、書類の作成や給与の計算など、 事務作業に時間を費やされている方が多かった。地域の未来にも繋がる事業ですので、なんとかしないと、という思いで始めました」と話します。
現在は6名の社員が在籍しており、「淡々と正確に仕事をこなす職員もいれば、明るくみんなの調整役をやってくれるような姉御肌の職員もいれば、分析が得意な職員もいて。本当にそれぞれの強みが重なり合っていますし、新しいことにチャレンジする精神を持っている職員が多いです。弊社は今6期目。まだ成長期で毎年30%の売上拡大を目標に掲げているので、新しい提案があって、その提案をした本人が責任者を自ら担ってくれるような人が多いです」と、大窪代表は語ります。
今後については「女性のライフステージに合わせた働き方を提案できる会社になりたいと思っています。例えば待遇に関しては、働く意欲のある方には役職を用意したり、年齢の平均よりも高い収入を提供できたりする会社でありたいと思っています。これはあえて伝えたいことなんですが、女性1人だけでも生きていけるだけの年収、なんならパートナーの方よりも高い年収を稼いだっていいと思っています」とのこと。
最後に、就活生へのメッセージを聞きました。「就活中は『とりあえずここでいいか』と入るのではなくて、自分の人生で本当にやりたいことは何なのか、自分自身を知ることが一番大事だと思います。自己分析を怠らずに取組んでいただきたいと思います」。

幼稚園や保育園の業界全体に貢献したいという気持ちをお持ちの方は、「いちたす」で経営者を応援してみませんか?

企業情報

所在地
宮城県仙台市青葉区一番町一丁目1-31 山口ビル7階
電話番号
022-200-2812
従業員数
6名
2024年度
新卒募集人数
1~2名
過去の採用実績
東北工業大学
公式
ホームページ
https://ichitasu.co.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

01

もし学生時代に戻ったら何をしますか?

空いている時間を見つけて勉強したいですね。社会人になってからの業務や資格の勉強は、電車の中やお昼休みなど意識しながら隙間を見つけないと難しいです。机と向き合う時間も確保しづらいですし。ですが学生のうちは勉強に活用出来る時間が多いと思うので、自分の興味があることや、簿記、英語、資格等の勉強をすればスキルアップに繫がるかなと思います。

02

就職活動中に大変だったことはなんですか?

保育系の就活は一般的な就活と違って、求人が出るのが12~3月くらいで遅いんです。職員の方の移動や転職が決まるのがその時期なので。周りの友人の就職先が早めに決まっていく中、管理栄養士の資格の勉強をしながら就職活動をするのが大変でした。

Interviewer

東北学院大学伊藤匠人  さん

取材を通して働き方の広がりを感じることが出来ました。女性が多い会社で様々なライフステージに合わせて会社の制度やルールが定められており、社員が最大限活躍できるための環境が整えられていました。
そんな会社の中で、自分の仕事にやりがいや熱意を持って活躍されていて素敵だなと感じました。

Interviewer

東北学院大学植田由依  さん

移動時間や就寝前の時間も有効に活用し、仕事もプライベートも充実できるように工夫されているという印象を受けました。取引先から信用を得るために新しい知識を学び、常に成長し続けようとする姿勢がとても素敵でした。取材全体を通して、やりがいを持って仕事ができることの素晴らしさを感じました。