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PERSON #67

株式会社インフィニットループ

小野寺 理玖 さん

RIKU ONODERA

豊橋技術科学大学 大学院卒業 2021年入社

2023年度取材

これはもう行くしかないだろう、と思いました(笑)

小学生のころからロボット作りが好きで、高専で機械、大学で情報を学んだ小野寺さん。大好きな故郷である仙台で働きたいと考えていた小野寺さんが出合ったのは、学んできたことのすべてを活かすことができる会社でした。

01

学生時代はどのようなことを学んだのですか?

所属していた研究室では、主に画像処理、自分がやっていたのはVRでした。まさにコロナ禍で家にいながらリモートワークをしていた人も多い中、VRであればたとえば海辺の公園など自分の好きな場所をオフィスにして仕事ができるんじゃないか…というような研究をやっていました。

02

この業界を選んだ理由は?

もともと小さい頃からもの作りが好きで、その一環でロボットを作っていました。小学校の頃から、仙台市科学館でやっているロボコンに出場していたんです。それがきっかけでパソコンを触ってプログラミングをやるようになりました。

03

この会社を選んだ理由は?

僕の大学は愛知県で、普通なら東京に出るか大学のある愛知に残るかだと思うのですが、僕は地元の仙台で働きたいと思いました。僕は大学では情報系を勉強しましたが、その前は仙台高専の機械システム工学科にいました。就職にあたっては、高専でやった機械の技術も活かせたらと思って、そういう方面でも探してはいたんです。そんな中で、大学で研究していたVRも扱える会社が仙台にあると嬉しいなと思って探していたら、インフィニットループを見つけた、という感じです。なによりも、インフィニットループの関連会社(※編注:インタビュー当時。現在は両社の資本関係は解消。)のバーチャルキャストさんで、僕の好きな初音ミクのイベントをやっていたというのが大きかったです。これはもう、行くしかないだろう、と(笑)。

04

現在、どんなお仕事をされていますか?

バーチャルキャストさんのウェブページの開発をメインでやっています。ユーザーさんに触っていただく部分だけでなく、それの裏側のサーバー側の実装なども行っています。

05

仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

ユーザーさんに直接触っていただく画面を作ることもあるので、ユーザーさんから、例えばXなどのSNSを通して「あれがよかったよね」といった感想を頂けることがあります。生の声を聞くと、とても嬉しいです。

06

仕事で大変だと思うことはどんなことですか?

バーチャルキャストさんの本体は東京で、インフィニットループは札幌と仙台から開発に参加しています。弊社の札幌オフィスにはスタッフが複数名いるのですが、仙台では今自分1人だけなんです。僕はほぼオフィスに出勤しているのですが、リモートワークのような感じになっていて。Slackなどツールを使って連携を密にしていますが、お互い顔がなかなか見られなくて難しいなとは思っています。

07

今後の目標を教えてください

インフィニットループで、初音ミクに関わるようなお仕事ができたら嬉しいなと思います。また、今後弊社でもVR向けソフトの開発に関する構想もあるので、何か楽しいことができたらなと思います。僕はリズムゲームが好きなので、リズムに乗って何かをするゲームを作ってみたいですね。

08

学生時代の経験が役立ったことはありますか?

自分でちゃんとコーディングしたものを成果物として作ったことです。僕は趣味で、アーケードゲームの筐体についているコントロールパネルをパソコンで使えるようにするためのプログラムを作っていて、それを就活で活用しました。自分が作りたいと思って作ったものなら何でもいいのですが、知り合いに見せてそのフィードバックをもらうようなことはやっておいた方がいいと思います。

09

就活生にメッセージを

自分はコロナ禍でまともな就活はできなかったのですが、対面で企業とやり取りできる状態に戻ってきていると思います。実際にその企業に赴いて実際に仕事の環境だとか、自分がやりたいことができるのかをしっかり自分の目で確認してみるのはとても大事だと思います。

ある日のお仕事スケジュール

  • 7:00

    起床

    朝食を食べるときはパンを食べます。

  • 9:30

    出勤

    自転車で通っています。

  • 10:00

    出社

    タスクを確認し、「朝会」に参加します。

  • 13:00

    昼食

    近くのラーメン屋に行くことも。

  • 14:00

    午後の業務

    チームメンバーとはSlackでのコミュニケーションをとります。

  • 19:00

    退社

    大抵はまっすぐ帰りますが、時々家電量販店やゲームセンターに立ち寄ります。

  • 19:30

    帰宅

    夕食をとったあと、クラウドサービスの勉強をしたりします。

  • 00:00

    就寝

  • 休みの日の過ごし方

    ゲームセンターに行くこともありますが、主に家でゲームをやっています。自作したアバターでミクランドやバーチャルマーケットなど、VR空間で開催されているイベントを会社の人たちと一緒に見て回ることもありますね。あとは、実家が近いので、週末は夕食を食べに行きます。

  • わが社の自慢ポイント

    2ヶ月に1回ぐらい不定期でやる「鍋会」です。オフィスでIHの鍋を出して鍋をやるっていうだけの飲み会に近いイベントなのですが、「鍋会」っていいながらたこ焼きをやったりして、お酒を飲みながらのコミュニケーションって感じがすごくいいんです。

経営陣へのインタビュー

みんなが使えるものにして、初めて技術は意味を持つ

仙台支社長 取締役
澤田 周 さん

札幌で2007年に産声を上げ、2016年に仙台支社を創設したインフィニットループ。仙台支社長を務める澤田さんは「当社は、エンタメに特化したIT開発会社とご理解いただければよいと思います。事業の中心は、いわゆるスマホゲームのサーバーサイドに強みを持っています。そのほかにも、VRやAR、ゲームが中心ではあるものの、広く開発に取り組んでいる会社です」と教えてくれました。
インフィニットループは札幌を本社に持ち、仙台に支社を構える会社です。なぜ東京やほかの政令都市でなく、仙台だったのでしょうか。澤田さんは「弊社は、『地域でやる』ということに非常に重きを置いていました。地域にエンジニアがいて、最先端の技術をその地域に実装する、何かみんなが使えるものにして初めて技術に意味があると私たちは考えているんです。ある方とのご縁から仙台とつながって、この場所に、東北にエンジニアが働ける場所をつくりたいという思いがあったからなんですよ」と。
初めてプログラムを書いたのが小学生のころだったという澤田さん。大学生のときに起業し、イベントなどを通じてインフィニットループの創業者と交流する中でお話を頂き、仙台支社設立のために来仙しました。
そんな澤田さんに、就活を控えた学生たちへのメッセージをうかがいました。「学生時代にしかできないことをしてほしいです。お金と体力と、時間ってバランスしない。学生時代は、お金ないけど時間あるというタイミングだと思うので、技術者であればプログラムを書いていて気がついたら3日徹夜してる…みたいなことがあってもいいと思うんです。夢中になれるものがあるならそれを徹底的に若いうちにしてほしい。もしそれがまだ見つかっていないのであれば、いろいろなことに手を出してみて自分と向き合ってもらうのがいいんじゃないかなと思います」。

企業情報

所在地
札幌本社:北海道札幌市中央区北一条東四丁目1番地1 サッポロファクトリー1条館
仙台支社:宮城県仙台市青葉区国分町3丁目1-11 定禅寺通スクエアビル2F
電話番号
011-271-1118
従業員数
164名
2024年度
新卒募集人数
15名
過去の採用実績
<大学院>
東北大学、豊橋技術科学大学、北海道大学、名城大学、室蘭工業大学
<大学>
小樽商科大学、帯広畜産大学、京都大学、公立はこだて未来大学、千歳科学技術大学、名古屋大学、北海学園大学、北海道大学、北海道情報大学、宮城大学
<短大・高専・専門学校>
旭川工業高等専門学校、北上コンピュータ・アカデミー、釧路工業高等専門学校、仙台大原簿記情報公務員専門学校、仙台高等専門学校、東北電子専門学校、苫小牧工業高等専門学校、北海道情報専門学校、吉田学園情報ビジネス専門学校、日本工学院北海道専門学校、北海道芸術デザイン専門学校、新潟コンピュータ専門学校
公式
ホームページ
https://www.infiniteloop.co.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

01

学生と社会人との違いはありますか?

仕事面においては、学生時代に趣味でプログラミングをする分には適当で良かったのですが、会社に入り他人と一緒にやるとなると、共有のために開発作業の履歴を残すことが必要になりました。また、生活面においては、決まった時間に起きて動いて、健康面に気遣った食事をするようになりました。

02

仕事で大変だったことは何ですか?

作成したコードでお客様に迷惑をかけてしまったことはとても大変なことでした。ちょうど自分で変更した部分に不備が出てしまうということがありました。その後、1〜2時間かけて再発しないようにテストコードをしっかり書いて、その機能が正常に動作するかどうかの確認をしました。再発防止をすることは大変なことなのだと経験を得ることができました。

Interviewer

東北学院大学中里友香 さん

IT企業に対して、個人でコツコツと単純作業をして会社の人とは関わらないようなイメージを持っていました。しかし、実際に話を聞いてみると、チャットなどのツールを活用し、コミュニケーションをとりながら仕事を進めたり、仕事以外でも会社の人と交流したりと、イメージとは全く違って驚きました。

Interviewer

東北学院大学鈴木里音 さん

自由な社風でのびのびと仕事ができる良い雰囲気の企業だと感じました。自分のデスクに好きなフィギュアを置いたり、お菓子が食べ放題だったり、ゲームが置いてあったり、くつろげるスペースがあったり楽しそうでした。社員の居場所となるようにさまざまな工夫がされていて、働きたいと思える職場だと感じました。