• Twitter

PERSON #26

株式会社オートランドリータカノ

外商部 マネージャー

武田 優子 さん

YUKO TAKEDA

山形短期大学卒業 2006年入社

2019年度取材

「家庭のお困りごと全般を
きれいにする」ことを
目指しています

地元の山形に近い場所での就職を希望し、
「株式会社オートランドリータカノ」で働くことを決めたという、武田さん。

現在は、外商部マネージャー、そして新規事業
であるハウスクリーニング事業も
任されている
武田さんに、お仕事について伺いました。

01

この会社を選んだのは
なぜですか?

仙台市内の企業に就職したいと思い、「オートランドリータカノ」を見つけて、門を叩いてみました。正直なところ、クリーニングを利用したことはあまりなかったのですが、私自身服がとても好きで、どうやってきれいにするのかという興味もありました。

02

どんなお仕事を
されていますか?

お得意様のご自宅に伺って、洗濯する物をお預かりし、クリーニング後にお届けする外商部のマネージャーをしています。また、現在は新規事業のハウスクリーニングにもたずさわっています。

03

仕事のやりがいは
どんなところに感じますか?

お客様の気持ちに応えられた時や、「とれなかったシミがきれいにとれて、また着ることができます。ありがとうございました」と感謝の言葉をいただく時です。洋服は、同じものを買えないことも多いので、お客様の気持ちがよくわかり、役に立ててすごくうれしくなります。

04

お仕事で大変だと
思うことは何ですか?

専用の機械を使って洗うドライクリーニングやこの道50年のベテランの職人がいるとか、いろいろな人の力で成り立っていることを知り、入社当時は驚きの連続で、いかに自分が無知であったか思い知らされました。接客では、お客様から怒られて「なぜそんなことまで言われなくてはならないのだろう」と、悲しい思いをすることもありました。でも、今ではお客様がなぜ怒っているのかを深く考えることで、すべて納得がいくようになりました。

05

目標を教えてください

弊社が新しく始めたハウスクリーニング事業を拡大していきたいです。ハウスクリーニングは難しく、「焦げを落とすにはアルカリ性がいい」など、クリーニング方法について勉強と研究をしている最中。今はクリーニング業の衣類が事業のメインですが、「家庭のお困りごと全般をきれいにする」ことを目指しています。「きれいにするなら、タカノ」となるのが目標です。

06

学生時代に役立った
経験はありますか?

小学1年から高校までやっていた剣道です。剣道は「礼に始まり、礼に終わる」スポーツで、礼儀正しさを求められる接客に通じるところがあると思います。また、剣道は最後の最後まで自分の感情を出してはいけないスポーツなんです。勝った時にガッツポーズをすると勝ちを取り消されて、負けになります。お客様と話を終えて、車に乗ってドアを閉めて立ち去るまでは「タカノの武田」なので、自分を律することができるようになった剣道の経験はよかったと思います。

07

就活生にメッセージを

自分が「これ」と思ったことがあれば、ブレずに進んでいった方がいいと思います。私自身、若い時は周りの意見に流されたり、惑わされることがありましたが、結果的には自分が最初に決めたことが正解だったと思います。途中で諦めずに進んでいくことです。

ある日のお仕事スケジュール

  • 6:30

    起床

    基本的に朝食はとりません。

  • 7:30

    出勤

    車で通勤しています。

  • 8:00

    業務開始

    売り上げ管理や社内での打ち合わせなどを行います。

  • 12:00

    昼食

    会社で注文したお弁当を食堂で食べます。

  • 13:00

    午後の勤務

    新規開拓のため、病院や企業などに商談に行くことがあります。

  • 18:00

    退社

    夕食は、気になったレストランに行きます。また、仕事帰りに夜釣りに閖上の海に行くこともあります。海が真っ暗なので星がきれいに見えるんです。

  • 休みの日の過ごし方

    趣味が釣りで、名取川の河口付近でシーバスやカレイを釣ります。釣りは、会社帰りにもよく行きます。あとは、自転車が好きなので、ロードバイクに乗ったり、冬場はスノーボードをしにも出掛けます。

  • わが社の自慢ポイント

    3年前から続く懇親会です。現在40人ぐらい参加しています。弊社では約500人が働いているので、なかなか顔を合わせることがありません。でも、こういう場を持つことで、顔と名前を憶えることができて、関係性がよくなっている気がします。今は球技大会を企画中です。具体的にはまだ決まっていませんが、高齢の方もいるので、危なくないものを企画しないと(笑)。

経営陣へのインタビュー

お客様に納得いただけるよう、
独自の品質基準を作りました

代表取締役社長
髙野 十 さん

仙台市を中心に宮城県内で「クリーニングタカノ」を展開する「株式会社オートランドリータカノ」。1972年、27歳のときに仙台で会社を設立した髙野社長は、「家業は新聞販売店でしたが、父がそれとは別に洗濯店をやっていました。クリーニング業に将来性を感じ、東京へ勉強に通い、私にもできると自信を持ったんです」と、会社設立のいきさつを話します。
今や「クリーニングタカノといえば、シミ抜き」というほど、その高い技術力に定評があります。「クリーニングで一番わかりやすいのは、シミ抜きです。たとえば、洗濯店が『洋服の裏までプレスしました』と言っても、お客様はわからない。でも、シミ抜きは上手いか下手か、抜けたか抜けていないかすぐにわかります。また、プレスについてはひとつひとつ人の手で仕上げ、お客様に納得いただけるように品質基準を作りました」。
プロ野球ユニフォームのクリーニング事業、ハウスクリーニング事業と、次々と事業を拡げ、社員一丸で士気をあげる「オートランドリータカノ」。豪放磊落という言葉がぴったりなお人柄の髙野社長に、若い世代へのメッセージを聞きました。「『桃栗三年柿八年』と言われるように、自分にとってどんな商売が向いているか、どんな仕事がやりたいかなんて、学生の時に見つかるはずがない。就いた仕事を3年間一生懸命やったら、向いているか向いていないかわかってきます。たとえ向かなくても、一生懸命やれば面白くなってくるし、身につくものは相当大きいと思います」。

この先の50年、100年と「オートランドリータカノ」はお客様の「きれい」のために、丁寧な仕事を続けていくことでしょう。

企業情報

所在地
仙台市太白区茂庭字人来田東12-1
電話番号
022-307-1188
2020年度
新卒募集人数
5名
過去の採用実績
尚絅大学・仙台青葉学院短期大学 他
公式
ホームページ
https://www.takanogroup.co.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

Interviewer

東北学院大学上野 優樹 さん

「クリーニングタカノ」のお店は知っていましたが、実際にどんな会社か知りませんでした。でも、今日伺ってみて、髙野社長がこれからどんなことを展開していきたいというのが明確で、将来性がある会社だと感じました。また、武田さんの話からは、社員の方も自分のやりがいを持って仕事をしているという印象を持ちました。

Interviewer

山形大学庄司 昂之 さん

髙野社長の「社員には、手入れするものを自分の家族の大事な服だと思いなさいと教えています」という考え方がすごく素敵だと思いました。僕は靴が好きなので、靴のクリーニングもされている「クリーニングタカノ」さんに預ければ、きれいになるのがありがたいと思いました。そして、お客様の幸せのために仕事をしているこの会社がとても魅力的だと感じました。