PERSON #40
株式会社七十七銀行
人事部
大内 亜弓 さん
AYUMI OUCHI
福島大学卒業 2016年入行
2020年度取材
さまざまな業務を経験し、
いつかは海外へ
大好きな東北・宮城の発展に貢献して
いきたいとの思いから、
永きにわたり地元経済を支え続けている
七十七銀行への入行を希望した大内さん。
現在、人事部で採用担当として多忙な毎日を送る
大内さんに、仕事について話を聞きました。
この会社を選んだのは
なぜですか?
「地域貢献」を軸に仙台を中心に就職活動を進める中で、経済の血液とも言われるお金を使うのが一番大きく地域に貢献していくことができると考え当行への入行を決めました。大学時代はアメリカに留学し、その経験を生かしたいという思いもありました。当行は海外にも拠点があり、研修制度を利用して海外で学ぶチャンスがあるというのも大きな魅力でした。
どんなお仕事を
されていますか?
現在は採用業務を行っています。学生向けの会社説明会やインターンシップなどのイベントの企画・運営、面接などの選考のほか、採用方針の検討を行っています。
仕事のやりがいは
どんなところに感じますか?
まだ人事部に異動になってから1年も経っていないのですが、選考に携わった皆さんと今後一緒に働く仲間になるのだと思うとすごく楽しみです。また、採用活動の中では、お会いするたびに学生の皆さんの意識の変化を見られることをとてもやりがいに感じていて、七十七銀行への熱を帯びてくるのを感じるのがとても嬉しいです。
仕事で大変だと思うことは
何ですか?
ずっと勉強が続くことでしょうか(笑)。あとは、当行の行員の特徴だと思うのですが、仕事に妥協しない人がとても多くて、特に入行したばかりの時は「大変だなぁ」と思うことはありました。でも、それはお客さまのために妥協しないということなので、そういう行員が多いのは自慢に感じます。
目標を教えてください
入行の動機の一つでもあった海外トレーニーに挑戦したり、海外に関する業務に携わりたいです。ただし、この目標まで最短で行きたいかと言われれば決してそうではなくて、営業店や本部のさまざまな業務を経験し、自分の武器をもっと増やしてから挑戦できればいいなと思っています。
学生時代に役立った経験は
ありますか?
留学経験です。実際には辛いこともたくさんありましたが、そこから学ぶことはたくさんありましたし、そのおかげで成長することもできました。
就活生にメッセージを
コロナ禍では、志望業種への就職を断念せざるを得なかったり、選考プロセスがウェブになったりするなど、イレギュラーなことばかりで不安も大きいかと思います。ただ、就職活動は自分を見つめ直す、またとない機会でもあります。ぜひ前向きにとらえて頑張ってほしいです。あと、社会人の先輩としてお伝えするならば、「学生時代にしかできないことをいっぱいしておいて!」ということでしょうか。多くの先輩から聞いているとは思いますが、社会人になるとなかなか自分の時間が取れなくなります。一見関係ないようなことでも、必ずご自身の財産になるので、今やりたいと思うことは全力で取り組んでほしいと思います。
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07:00
起床
バタバタと身支度を整えます。
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08:00
出社
始業時間まで、新聞を読んで情報収集を
したり、検定試験の勉強をします。 -
08:45
始業
メールや書類の作成、チェックなど、
さまざまなルーティン業務を行います。 -
11:30
昼食
本店の中にある食堂で食べたり、
近くのお店に行ったりします。
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12:30
午後の業務
春先は、合同会社説明会などに行き、
当行の魅力を伝えるべく、奮闘しています。 -
17:30
終業
まっすぐ家に帰ることが多いです。
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18:30
帰宅
自炊しているので、夕食を作って食べます。
その後は就寝時間までリラックスタイムです。 -
23:00
就寝
-
休みの日の過ごし方
半年に一度連続休暇を5日間取得することができ、前後の土日と合わせると9連休にもなるので、コロナ前は海外旅行に出かけていました。今はそれが叶わないので、グーグルアースでバーチャル旅行を楽しんでいます。コロナが落ち着いたら、アフリカに行きたいです!
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わが社の自慢ポイント
地元の銀行として、さまざまな地域のお祭りに参加していることです。青葉まつりでは山鉾を出してすずめ踊りも踊りますし、どんと祭では裸参りに参列しているんですよ。
地銀ならではのサービスで、
これからも地域に全力で寄り添う
人事部 課長代理 齋藤 篤史 さん
宮城県民の社会インフラとして欠かせない存在である七十七銀行。齋藤さんは「高度経済成長から続いてきた『お金を預けていただいて、必要な方に融資をする』というビジネスモデルだけではもうやっていけない時代。銀行は、今や『地域のなんでも屋』の精神で、お客さまの課題と向き合い、お客さま、そして地域の発展につなげていくことが仕事です。」と話します。
ゼロ金利政策が続く日本においては、預金だけでは将来への備えが難しくなっています。齋藤さんは「従来通り、お客様のお金を守ることに加え、増やすためのお手伝いも銀行として取り組んでいます。また、社会の変化に応じたデジタル化にも力を入れており、来店不要のサービスの拡充なども進めています。しかしながら、私たちの営業拠点は広く、地方に目を向けてみるとご高齢の方も多く、慣れないものへの苦手意識が高いのも事実です。そういったシニア層へ今後は金融分野を超えた、非金融分野でも手厚くサポートするなど、地銀ならではのサービスを進めていきたいと考えています。」と話します。
さらに齋藤さんは銀行マンとしての視点から“仙台のビジネスポテンシャルは高い”と分析し、「仙台駅周辺を見渡しても開発が続いていますし、震災以降、宮城県には製造業を中心にあらゆる企業が進出してきています。地理的にも東京が近く、鉄道、高速道路、空港などの交通インフラも整っています。今後も当行のビジネスチャンスはまだまだ広がっていくものと期待しています。」とおっしゃっていました。
県民の生活に寄り添い、東北地方の経済をもけん引していく七十七銀行。これからも私たちの身近な心強い存在としてあり続けることでしょう。
- 所在地
- 仙台市青葉区中央3-3-20
- 電話番号
- 022-267-1111
- 従業員数
- 2,847名(2020年9月末時点)
- 2022年度
新卒募集人数 - 未定
- 過去の採用実績
- 東北大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、中央大学ほか
- 公式
ホームページ - https://www.77bank.co.jp/
入行して一番嬉しかった出来事は何ですか?
個人向けの営業渉外を担当していた頃、資産運用にとても積極的なお客様がいらっしゃいました。定期的にコンタクトを取るなど、とても思い入れのあるお客様の一人でしたが、ある日その方が突然運用をすべてやめてしまったんです。その理由は余命宣告をされたというもので、それからはすぐにお金の終活をお手伝いをさせて頂きました。数か月後、お客様の娘様から「父が亡くなった」との訃報を受けました。お客様は生前ご家族に「自分のお金のことは七十七銀行の大内さんがすべて知っている。」と言っていたそうで、当時はとても悲しかったですが、後に人生の大切なイベントを近くで寄り添いお手伝いできる銀行員という仕事のやりがいを感じました。
学生時代と社会人のギャップを教えてください
大きい責任を背負っているということです。これは同時に地方銀行で働く魅力にも感じていますが、地域経済の発展に貢献するという使命感を持って仕事をしています。学生時代は自分本位に行動してきましたが、社会人になってからは、お客様のため、そして地域のために自分の力を生かしたいという意識に変化しました。
東北学院大学平田 みなみ さん
この先さらに七十七銀行を取り巻く環境が変化しても、お客様との信頼関係の構築を欠かさず、近くで寄り添うという意識を高く持っているということから、地域との結び付きが根強い理由が分かりました。 学生時代に、齋藤さんはサッカー、大内さんは留学に力を入れていたそうで、学生にしかできないこと、自分がやりたいことに全力で打ち込むことが大切だと学びました。