PERSON #63
株式会社仙台銀行
仙台東口支店
髙橋 駿平 さん
SHUNPEI TAKAHASHI
釧路公立大学卒業 2020年入行
2022年度取材
「髙橋さんのおかげ」というお言葉をいただくと、とてもうれしい
北海道で過ごした4年間で、改めて地元仙台のよさに気づいたという髙橋さん。「地元に恩返しがしたい」と就職先に選んだのは、地域に根差す地銀でした。入行から3年目の今、髙橋さんが仕事に寄せる思いについて伺いました。
この業界を選んだ理由は?
地元で働きたいという思いが強かったのがひとつの理由です。大学で4年間北海道に住み、改めて仙台の住みやすさや人の温かさを再認識して、「仙台に貢献したい、地元に貢献したい」と思ったんです。どうやったら貢献できるかなと考えた時に、金融機関という立場で経済の活性化に取り組みたいと思ったのがきっかけです。就活時は他に教育業界にも興味があり、塾や通信の会社からも話を聞いていましたが、やはり金融機関が自分にとって一番地域貢献になると思い、この業界に決めました。
この会社を選んだ理由は?
説明会の際、多くの企業では「質問はありませんか?」と聞かれて、手を挙げて質問する、という流れになると思うんです。仙台銀行は、みんなで円を作るようにして、質問会をやっていたんです。輪になるといろいろな話が出てきて、人事の方がとても真剣に学生の質問や悩みに応えていて、「こういう会社であれば、入行後、安心して働けるのではないか」と思い、仙台銀行への入行を決めました。
現在、どんなお仕事をされていますか?
現在は入行3年目で、融資渉外をしています。法人のお客さま担当として、例えば融資のご提案や、専門機関のご紹介、当行サービスのご紹介などをしています。私は楽天モバイルパーク宮城周辺のエリアを担当しています。
仕事のやりがいはどんなところに感じますか?
銀行というと、預金や融資業務をイメージする方が結構いらっしゃると思うんですが、それだけではなく、「今、融資は必要ないけれど…」というお客さまも、事業承継などいろいろな悩みを抱えていることがあります。お話を徹底的に伺いながら業務提携先のご紹介や当行のサービスなどをご紹介していく中で、お客さまに合ったものが必ず見つかるんです。1人1人のお客さまに対して、融資以外のところでも、どうやったらサポートできるかということを考えてご提案できることにやりがいを感じます。その結果「髙橋さんが紹介してくれたおかげ」といったお言葉をいただいたりすると、とてもうれしいです。
仕事で大変だと思うことはどんなことですか?
覚えることが多いということです。飲食店や建築業界など、お客さまの業種も多種多様なので、お客さまの業界について知識がないと、お話ができず、お客さまに合わせたご提案もできません。業界について勉強したり、もちろん銀行の業務についても身に付ける必要があり大変です。入行して間もない頃、建設会社を担当したことがありました。工事の詳しい内容や設備についての知識もないとお話が難しく、そもそも工事の工程もわからなくて…。お話を伺って、銀行に戻ってどういう機械があるのかを調べたりして、とても大変だった思い出があります。
最も心がけていることは何ですか?
信頼と、素直でいることを意識しています。銀行は地域のお客さまから信頼されることで仕事ができます。お客さまから言われたことに対して、誠実にお応えすることを大切にしています。質問をいただいたらすぐに回答するとか、基本的なことの積み重ねが信頼に繋がると考えています。
今後の目標を教えてください
お客さまの一番の相談者になりたい、というのが目標です。多種多様な業務がある中で、まだまだ知識不足を痛感することが多く、もっと知識を蓄えたいです。お客さまのお話を丁寧に聞き取り、お客さまに合わせた提案を行うことで、「髙橋さんに相談してよかった」と思ってもらえるような銀行員になりたいと思っています。
学生時代の経験が役立ったことはありますか?
アルバイトで居酒屋と、コールセンターの仕事をしていました。居酒屋の仕事は「気づいた人が動いて、指示を出して、お客さまを待たせない」ということをチーム全体でやるということ学び、今まさにチームで働いていることに役立っています。コールセンターでは、言葉遣いや話し方など、お客さま対応について学ぶことができました。
就活生にメッセージを
私もそうでしたが、まず何をしていいかわからないとか、どういう行動をしていいかがわからないという学生さんも多いと思います。そういう場合は、いろいろな業界を見て、「こういう仕事もあるんだ」ということを学びながら、自分のことを振り返ったり、書き出してみたりすることで、自分がやりがいを感じられることや頑張れることがわかると、こういう業界や仕事が自分に合っているな、ということが見えてくると思います。後悔のない選択をしていただきたいです。
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6:50
起床
身支度を整えて出社します。
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8:10
出社
業務開始の時間までに今日の行動スケジュール、お客さまとの面談方法を確認して、支店の掃除やゴミ捨てをして業務に入ります。
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8:40
午前の業務
お客さまを訪問します。だいたい午前中で3件位、集金などがあると5件以上訪問することも。
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12:30
昼食
午前中の訪問が終わったら支店に戻ってきて、昼食を食べます。預金担当の人たちと一緒にいろんな話をしながら昼食を取ります。
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13:30
午後の業務
午後も訪問に回り、だいたい2件位訪問して、戻ってきたらお客さまからの質問事項を調べたり、融資の準備をしたりという業務を行います。
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17:20
退行
あまり残業はしないようにしています。
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18:00
帰宅
まっすぐ家に帰ります。
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19:00
自由時間
家に帰ったら、ご飯の準備をして夕飯を食べて、ドラマを見たり、野球のシャドウピッチングをしたりしてゆっくりしています。また資格取得に向けて勉強することもあります。
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24:00
就寝
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休みの日の過ごし方
行内の野球部に所属しており、土曜日はその練習をしています。毎週いろいろな球場で練習や試合を行っています。私はピッチャーをやっていて、東北大会で優勝したこともあります。また、野球部では、小学生を対象にした野球教室を開催しています。教室を通じて子ども達に野球の楽しさを伝えながら地域のみなさまとの交流を深めています。
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わが社の自慢ポイント
当行では、新入行員が配属された時に先輩が1年間指導係となる「指導員制度」があります。私が入行した2020年は、ちょうどコロナが始まった頃で研修などが余りできず、ほぼ何も分からない状況で配属されたのですが、ひとつ上の先輩がつきっきりで教えて下さったんです。分からないことを何度聞いてもその度に丁寧に答えてくれるアットホームな職場風土が当行の自慢のポイントです。
仙台銀行を選んでいただくのに必要なのは、ここで働く「人」
総務部人事課長 後藤 寧子 さん
宮城県において、中小企業の経営支援を中心に地域活性化に取り組んでいる「仙台銀行」。私たちの生活に欠かせない銀行の中でも、仙台銀行は「人で勝負する銀行」をスローガンに掲げています。後藤さんは「銀行で扱っている業務は、他の銀行と比べて決定的な違いがあるわけではありません。その中で、当行が地元のお客さまに選んでいただくためには、お客さまと接する職員、『人』が重要と考えています。地元の法人のお客さまはご融資だけではなく『うちの会社をよくするために、どんな提案を銀行がしてくれるのか』ということを求めていらっしゃいます。 私どもはお客さまのお話をたくさん聞かせていただいて、その中でご融資はもちろん、専門機関をご紹介したり、あるいはビジネスマッチングとして企業と企業を結び付けるようなご提案をしたり、お客さまのニーズに合わせたご提案をしています。当行の最大の財産は『人材』です」 と話します。20代の職員が3割を占め、若手が活躍しているという仙台銀行。どのような人材を求めるか伺うと、後藤さんは「当行では『課題や困難に積極的にチャレンジし克服して行ける人材』を求めています。失敗しても、経験として次に必ず活かせるので、逃げずにチャレンジ精神をもって何事にも取り組んで欲しいです」と教えてくれました。
仙台の企業を元気づけたいと考える学生のみなさんは、チャレンジ精神をもってぜひ挑戦してみては?
- 所在地
- 宮城県仙台市青葉区一番町二丁目1-1
- 従業員数
- 716名
- 2023年度
新卒募集人数 - 未定
- 過去の採用実績
- 専修大学、高崎経済大学、岩手大学、東北学院大学、東北福祉大学
- 公式
ホームページ - https://www.sendaibank.co.jp/
尊敬する先輩はどんな方ですか?
分からないことを聞いた時に嫌な顔をせず教えてくれる先輩です。ただ教えるだけでなく、"なぜこれをこうやらないといけないのか"という理由まで、丁寧に説明してくださる先輩をとても尊敬しています。自分の業務が忙しくても、優しく指導してくれる先輩を見ていると、私もこのような姿を目指したいという気持ちになります。私が後輩に教える立場になった際は、自分の新人時代を思い出し、丁寧な指導を心がけたいです。
仙台銀行に入行してから、特に成長を感じるところはどこですか?
コミュニケーション力ですね。融資渉外の担当となった当初は、お客さまの話を聞くことしかできず、なかなか自分から提案をすることや、お客さまが抱える悩みや課題を見つけることができませんでした。しかし、何回も経験するうちに、お客さまが何を求めているのか、どこを解決すれば良いのかが聞いていく中で判断できるようになり、以前よりもお客さまのニーズに素早く対応できるようになりました。
宮城学院女子大学川島 和佳乃 さん
銀行の業務の幅が広がっているからこそ、仙台銀行さんでは"人で勝負する"ことを大切にし、地元の人にとって親しみやすく、気軽に相談できる関係づくりをしていることがわかりました。お客さまが何気なく発した一言も見落とさず、提案に繋げ、悩みを解決していきたいという後藤さんのお話が印象的でした。
東北学院大学輕部 知紘 さん
「人で勝負する銀行」として、お客さまに信頼や安心を感じてもらうことと同時に、会社内でも素敵な人間関係が築かれていることが分かりました。また、地方銀行であることを強みに経済面から地域貢献に携わっていることも知り、地域の活性化と風通しの良さを重視する学生にとっては、とても理想的な会社だと感じました。