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PERSON #62

アイアンドエス税理士法人

経営支援部

菊地 広大 さん

KODAI KIKUCHI

仙台大原簿記情報公務員専門学校卒業 2020年入社

2022年度取材

常に感謝の気持ちを持ちつつ、お客さまのお役に立ちたい

前職の経験から、「経営の力になりたい」と転職を決めた菊地さん。必要とされる知識のための勉強に奮闘しながらも、働きたいと願った税理士法人で、尊敬する先輩方と充実した日々を過ごす菊地さんに、お仕事について伺いました。

01

この業界を選んだ理由は?

前職は町役場の職員で、町営の医療機関で働いていました。その時に事務員(経理)としてなんとか経営の力になりたいと思ったのですが、経営や数字の知識が足りませんでした。このままここにいても、5年後10年後も自分は力にはなれないだろうと感じ、経営や数字をもっと理解するにはどうしたらいいかを考えました。その結果、全く違う業界に飛び込んで働いてみるのがいいのではないかと思いました。
当初は税理士業界というものは全く頭にはなくて、経営を学べる場所というよりも、まず自分が成長できる場所はどこなのかを模索するところから始まりました。知人に相談したところ、「税理士業界で、お客さまのために頑張っているところがある」と、アイアンドエスを紹介してもらいました。税理士業界やアイアンドエスのことを知ってはじめてこの業界に転職したいと思い、公務員の仕事をつづけながら、勉強を始めるようになりました。

02

この会社を選んだ理由は?

当社はお客さまを大切にするのと同じくらい社員を大切にしている会社だということを知り、椎木代表のもとで働きたいと思いました。私は、実は当社を2回受けているんです。「簿記の資格を取る前にでも受けに来ていいよ」という話を頂いて受けたのですが、ボロボロで。実務をやるうえでの知識が一定のレベルに達していなかったので、一度はあきらめかけたのですが、どうしても椎木代表のもとで働きたいという気持ちに戻ってしまって、再度チャレンジして今に至っています。

03

現在、どんなお仕事をされていますか?

担当しているお客様の会計の入力や処理、面談、相談対応をしています。今担当しているお客さまは7、8社くらいで、企業や個人事業主の方もいます。あとは、先輩方のサポートに入ることもあります。入社したばかりのタイミングでお客さまをひとりで持つということはないので、先輩のもとで、例えば会計入力の代行をしてご指導をいただいたり、面談に同席させて頂いたりしてお客さまとのやりとりを学んでいます。ゆくゆくは1人でできるように、また、自分の下に入ってくる後輩もいますので、先輩から教えていただいたことを繋いでいきたいと思っています。

04

仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

私たちは、税金や、最近だとコロナ関連補助金の情報など、お客様のためになる情報を提供しています。ただ聞かれたことに対してそのまま答えるのではなく、「こんなのがあるんだ。知らなかった」というお客さまの声が聞けるととてもうれしいです。プラスアルファの付加価値があるものを提供できた時にやりがいを感じます。

05

仕事で大変だと思うことはどんなことですか?

この仕事には、幅広い知識が求められます。知識を身につけるには、業務の中で吸収できることもありますが、自分で勉強する努力と時間も必要です。仕事と家庭を両立させながら、勉強の時間をどう確保していくのかが、一番大変なところです。法律も毎年変わりますし、そこに対応しながら、お客さまにとってマイナスにならないよう、よりよい方向に導けるよう、どのようにアドバイスするかも考えなくてはなりません。私は通勤時間が長いので、その時間を活用するなどして勉強するようにしています。

06

最も心がけていることは何ですか?

お客様の話をしっかり聞くことです。しっかりお聞きしたうえで、質問を頂いた場合には曖昧な回答はせず、真摯に対応することが必要だと思っています。また質問以外にも、経営の悩みや普段思っていることなど、お客様のお話される内容は様々です。その話をお聞きし自分の意見や言葉を交わすことで、最終的には「話してよかった」とか、笑顔になってもらえるようなコミュニケーションをとることがとても大事だと思っています。

07

今後の目標を教えてください

お客様に感謝されることが仕事のやりがいではあるのですが、感謝される前に、まず自分が周りの人たち、お客様はもちろんそうですし、椎木代表をはじめ今一緒に働いている会社の方々に対しても、 常に感謝の気持ちを持ちたいと思っています。すごく当たり前のことですが、人は変わるので10年20年変わらずにいることは難しいと思うんです。知らず知らずのうちに自分の考えに偏っていくということもありますので、そうならないようにしたいです。

08

学生時代に役立った経験はありますか?

アルバイトはいい経験になりました。私は人と話すことが苦手だったので、コミュニケーション力を身につけるために居酒屋でバイトをしました。その時の経験はとても役に立ったと思います。

09

就活生にメッセージを

自分が何をしている時が一番充実しているか、または楽しいと感じるかを考えるといいと思います。それがゆくゆく自分の仕事になれば、その仕事の楽しさが全然ちがってくるのではないかと。自分自身を理解したうえで、どんな仕事が合っているのか、それが自分のやりたい仕事と結びつけば、やりがいも変わってきます。学生の頃はやりたいことを見つけるということも難しいでしょうし、もちろんやってみないとわからないこともあると思います。何歳からでも、気づきと出会いがあればチャレンジもできますが、自分の強みでそれにチャレンジできるかどうかをしっかり知っておくのも大事なことだと思います。

ある日のお仕事スケジュール

  • 4:30

    起床

    起床後は、家族のお弁当を作ります。3歳と5歳の男の子がいるので朝は戦争です(笑)。

  • 6:00

    通勤

    電車で1時間ほどかけて出勤しています。通勤中は本を読んで勉強しています。

  • 7:30

    出社

    変形労働制をとっており、時期により勤務時間が異なります。また社員個々の事情や希望により勤務時間の調整が図られることがあります。今は8:30が定時ですが、少し早めに出社して準備をしたりしています。

  • 8:30

    朝礼

    「月・水・金は掃除」など日替わりで社員全員でやることが決まっています。また、人間性を高めるための勉強としての輪読なども行います。

  • 9:00

    午前の業務

    会計入力や来訪いただいたお客様と面談をします。

  • 11:45

    昼食

    ランチは、会議室でみんなと和やかに食べることが多いです。

  • 12:30

    午後の業務

    午前中同様お客様の訪問の準備や対応をしたり、会計の書類作成などを行います。

  • 18:00

    退社

    その日のスケジュールや時期によって退社時間は異なります。

  • 19:00

    帰宅

    帰宅時間によっては私が夕ご飯の準備をすることもあります。

  • 22:00

    就寝

    子供を寝かしつけた後、家事や勉強をします。

  • 休みの日の過ごし方

    家族のために時間をつかいます。子どもたちを公園に連れて行って遊んだり、上の子供がサッカーをやっているのでスクールに連れて行ったり、とにかく子供といっしょに体を動かすようにしています。子どもにはいろいろなことをやってほしいと思うので、やりたいと言ったことはなるべくやらせてあげたいと思っています。そうやって子どもに時間を費やしながら、妻とお互い自由時間も作りながら過ごしています。自分のリフレッシュは、読書や映画鑑賞で行っています。

  • わが社の自慢ポイント

    最近は少しずつ、打ち上げなどみんなで飲みに行ったりする機会も増えてきました。忘年会などのイベントもありますし、みんなで楽天の試合を観戦に行ったりすることもあります。また、業務において月間MVPというのがありまして、1か月の中で頑張った人、会社に貢献した人をみんなで投票して、表彰するという場が設けられています。通常業務プラスアルファの働きに対して表彰する場があるので、非常に励みになります。

経営陣へのインタビュー

地域貢献をしたい学生にはぴったりの職場

代表社員
椎木 秀行 さん

中小企業の会計業務の代行、税金の申告書の作成を主な業務とするアイアンドエス税理士法人。椎木代表は、「通常業務の会計や申告書の作成以外にも、弊社では中小企業の経営コンサルティング、財務に関するコンサルティングを強みとして提供しております。具体的には、中小企業の経営者さまがなかなか見えていない自社の経営や将来についての道筋を示します。弊社では、『未来会計』という呼び方でコンサルティング業務を提供しているんですよ。」と話します。高齢化社会の日本における税理士の平均年齢は65歳といわれていますが「私が独立した時はまだ30代で、現在49歳になります。ほかにも税理士がいますが、職員の平均年齢は39歳くらいで、業界の中では、とても若いんです。また、私以外に税理士が3名おりますが、3名とも女性税理士で、男性は僕ひとりだけ(笑)。会社全体としても6割くらいが女性なので、男性中心の税理士業界の中では、女性もだいぶ多い組織だと思います。雰囲気もやわらかく、和気あいあいというのがうちの事務所の特徴です」と、椎木代表。自社のサービスをより多くの中小企業へと展開し、サービスを拡充させていきたいとも話します。学生にはなかなか馴染みのない業界かもしれませんが、「会計とか税金は、どんな会社でどんな仕事をしようが、どんな生活を送ろうが必ずついて回るものなんです。最近、地域の役に立ちたいとか、誰かの役に立ちたいと考える学生さんが多いように感じますが、我々会計事務所の仕事は、目の前のお客さまに喜んでもらえることがとても多い仕事です。ですので、地域に貢献したいであるとか、目の前の人に喜んでもらいたいっていうことを希望する学生さんにとっては、とてもやりがいのある仕事だと思います」。
地域貢献を希望する学生は、ぜひ一度その門を叩いてみては?

企業情報

所在地
宮城県仙台市青葉区花京院2-1-14 花京院ビルディング12階
従業員数
21名
2023年度
新卒募集人数
1名
過去の採用実績
宮城大学、山形大学、東北学院大学、石巻専修大学、仙台大原簿記情報公務員専門学校
公式
ホームページ
https://www.is-tax.or.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

01

転職してから成長したところはありますか?

前の職場で見えていなかった所まで見えるようになり、視野が広がったことです。人として、社会人として、夫・父親として、日々何を考えてどうしていくべきかということをよく考えるようになりました。また、感謝を誰に対しても伝えられるようになりました。お客様はもちろん、社員の皆さんや家族、友人など身の回りの人にも、感謝の気持ちを持って接することが大切だと日々感じています。

02

環境の変化に上手に対応する方法は何ですか?

自分がどうして今ここにいるかをしっかりと考えておくことが重要です。もちろん、環境の変化で辛くなって逃げたくなったりすることもありますし、逃げるのは簡単です。でも、どうして前の環境からここを選んできたのか、5年後、10年後を見据えて原点に変えることも大切だと感じました。辛い挫折をしたとき、そこを踏ん張って壁を乗り越えたときに、自分の能力だけでなく心も大きく伸びると思います。

Interviewer

宮城学院女子大学川島 和佳乃 さん

椎木さんの「経営者の一番の相談相手でいたい」というお話がとても印象的でした。相手の悩みや困りごとを引き出すコミュニケーション能力が大切なのだとわかりました。また菊地さんの、自分のやりたいことを追求する姿勢が素敵だと思いました。私も自分のやりたいことを仕事にできるように、頑張っていきたいと思いました。

Interviewer

東北学院大学伊藤 匠人 さん

椎木代表の人間性や会社の方針により、今までは孤独だった税理士に、チームで働くという新たな働き方を作り、協力しあう関係があり、それが社員の心の豊かさに繋がると感じました。そして、菊地さんの、「周りに感謝するという当たり前を大事にする」という言葉が印象に残り、自分も周りへの感謝を忘れずに行きたいと思いました。