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PERSON #60

株式会社ピコラ

アーティスト

松原 由果 さん

YUKA MATSUBARA

HAL名古屋卒業 2022年入社

2022年度取材

社内の雰囲気が最高。
先生のような存在の上司もいるので、安心して仕事ができます。

高校生の時からゲーム業界で働くことを目指し、ひたむきに打ち込んできたという松原さん。
名古屋の専門学校で学んでいた松原さんは、仙台という街にも興味があって「ピコラ」での就職を決めたといいます。
夢をかなえ、大好きな仕事に打ち込んでいる松原さんにお話を伺いました。

01

この業界を選んだ理由は?

ゲームを手にし始めるのって小学生とかからだと思うんですけれども、私は少し遅くて。その反動みたいな感じで、10時間ぶっ続けでゲームをする、みたいな極度のゲーマーになってしまいました(笑)。最初に出合ったのはマリオです。それからずっとこの業界に入りたくて、高校1年生から一貫して進路をこの業界と決めていました。ずっとそれを目指してきて、無事入社できたという感じです。本当に夢だったので、嬉しかったです。

02

この会社を選んだ理由は?

会社のホームページを見た時に、いろんなことやっていることを知って。スマホのゲームからNintendo Switchなどのゲーム、テレビや映画もやられていたので「ここに入ったらすごくいろんなことができそうだな」と。大手に行けば行くほど仕事が固定化されてしまうと聞いていたけれど、この会社だったら色々なことをやらせてもらえると思いました。

03

現在、どんなお仕事をされていますか?

私はモデラーとして入社しました。モデラ―というのは、3Ⅾで動くキャラクターや、アイテム、背景の立体物など、ゲームの立体的なものを作るお仕事です。今はゲームの中で集めるお宝のような、コンプリートするために必要な小さなアイテムを作ったりしています。ほかにもアニメーションやエフェクトという、効果をつけるお仕事もしていて、すごく楽しいです。入社してからしばらくは先輩についてツールの使い方を復習したり、作業の練習したりしていたのですが、7月から今のプロジェクトに参加させてもらっていて、そこでアイテム作りをしています。

04

仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

自分が作ったものが動いたり、新しい画面で実装されたりすると、やはり「おおっ!」となりますね。自分が作ったアイテムをプログラマーさんが実装して動くようになるのが、一番のやりがいというか、楽しみです。3Dのアイテムとして動いているのを見ると嬉しくて何度も再生したりします(笑)。

05

仕事で大変だと思うことはどんなことですか?

まだ技術が追い付いていないと感じるところです。もっと完成度の高いものが作れるように、うまくなりたいし、新しい方法も勉強していこうと思っています。学生時代の友人も頑張っているので、私も負けたくないなと。「同じことを繰り返していたら、嫌になる」という話も聞いていたんですけど、自分は全然嫌にならなくて(笑)、ずっとやっていて楽しいです。だから大変というよりも、もっとうまくできるようになりたいという思いの方が強いですね。でもそう思えるのは、やっぱり社内の雰囲気の良さのおかげがあると思っています。

06

お仕事をする上で心がけていることは何ですか?

気を付けているのは時間です。早めに終わらせようと心がけています。他のメンバーへ迷惑をかけないように、ということもありますが、「早く次のアイテム作りたい」という気持ちが強くて。本当に作ることが好きで、ずっと作り続けていたいと思うので、そのためにも「わからないところは早めに聞く」ということは意識しています。あとは、ゲームをするにしても、何か繋がることがあればいいなと思って見るようにしていて、技術的なことも頭の隅に置きながらゲームをしていますね。

07

今後の目標を教えてください

今のうちから様々なことを経験させていただいているので、もっと色々勉強して、いずれゼネラリストという、なんでも屋さんみたいなポジションになりたいと思っています。痒いところに手が届くような人が理想です。絵も描きたいし、エフェクトもつけられるようになりたいし、アニメーションも全部やりたいんです。また、弊社のビジョンである「仙台をゲーム業界の中心にしたい」ということには私も共感していて。東京や、IT企業の活性化に先駆けて取り組んでいた福岡と並べるぐらい大きくしてきたいなと思っています。

08

学生時代に役立った経験はありますか?

学校の勉強にプラスして、何かやっておくといいと思います。自主制作や、進んで先輩や講師にお話を聞きに行ったりするのはいいと思います。というのは、自分自身ちょっと後悔しているのもあって。私も自主制作はしていたんですけど、人前で話をするのがあまりうまくなかったのでイベント等にあまり参加しなかったんです。でも、同じような人たちが頑張っているのを見たり、ほめてもらったりすると自分のモチベーションも上がるので、そういうことをやっておいた方がよかったなって思います。

09

就活生にメッセージを

ちゃんと好きなら、ずっと諦めないでほしいですね。私も結構落とされましたが、頑張ってれば報われると思います。また、下手でも上手でも何か繋がることは絶対あるので、どんどん自分で発信したほうがいいと思います。例えば学校内のコンテストなどに出して賞が取れれば、履歴書にも書けますし賞金ももらえたりしますし(笑)。
あと、仙台で働くことも本当におすすめです。住みやすいですし、道も広くて、空気もきれい。そして人が本当に優しいです。会社もそうですけれども、不動産の方とかもとても優しくて。寒いから心が温かいんでしょうか(笑)。

ある日のお仕事スケジュール

  • 8:30

    起床

    ゆっくり起きて、9時前位までに朝食を済ませて、お弁当を作って、9:45位に電車に乗ります。

  • 10:00

    出社

    専門学校時代の名古屋に比べると仙台は電車もそんなに混んでいなくていいです。

  • 10:00

    始業

    毎朝、チャットツールで一日のスケジュールを共有してから昨日の作業の続きをします。

  • 13:00

    昼食

    お弁当を食べて、YouTubeを見たりしながらリラックスします。

  • 14:00

    午後の業務

    上司からアドバイスをもらいながら業務の続きをします。

  • 19:00

    退社

    基本的には残業はしない社風なので、遅くとも19:30には挨拶して帰ります。

  • 19:30

    帰宅

    食材を買って、家で自炊をしています。

  • 22:00

    自由時間

    ゲームをしたり、絵を描いたり、趣味でモデリングをしたりします。

  • 2:00

    就寝

    早めに寝ることを心掛けてはいるのですが、結局2:00頃に寝ています。

  • 休みの日の過ごし方

    休日は土日で、基本的に平日の夜と同じ過ごし方ですが、宮城に来て間もないのでいろいろな場所を巡ることもあります。先日は蔵王キツネ村に行ってきました。

  • わが社の自慢ポイント

    この会社で一番いいところは、なにより社内の雰囲気。とても上の方同士の仲が良くて、風通しがいいんです。金曜日の夜とかは会社でボードゲームで遊んだりしています。地元から離れて一人暮らしをしているので、気にかけてもらえるのがとても嬉しいです。

経営陣へのインタビュー

ゲーム産業を大きくしていく仕事に携われるのが弊社の面白み

代表取締役
田中 佑哉 さん

「ピコラ」は、創業社長である現相談役が「仙台でもゲームを作っていける場を作りたい」との思いで立ち上げた仙台のゲーム制作会社。田中社長は「ゲーム会社の仕事は大きく分けて2つ、ゲームを世に送り出すパブリッシュと開発を担うデベロップがあります。弊社は基本的にどちらも行いますが、どちらかというとデベロップ寄り。そうなると、販促イベントに出展するなどの仕事はなくなるので、東京だから、地方だから、ということで有利不利があることはないんです。なので、仙台にいても、東京と同じ仕事をすることができます。今はリモートワークにより、どこにいてもどの仕事もできますから」と話します。
「ピコラ」では人材育成にも力を入れています。創業時からのビジョンでもある「仙台のゲーム産業を大きくしたい」というミッションに取り組み、「例えば仙台のICTコンソーシアムであるGlobal Lab SENDAI (globallab-sendai.com)の取り組みとして『DA-TE APPs!』というイベントでゲームコンテストを行っています。そこに弊社の若手社員がメンターとして入ることもあるのですが、そのコンテストに参加した学生がうちに入ってきて、今度は教える立場になって関わるようになった、ということがありました。インディゲームマーケットという仙台のイベントも、お手伝いさせてもらっています。ゲームを実際に作りながら、ゲーム産業を大きくしていくんだというビジョンに向けたお仕事にも携われるのが弊社の面白み。そういうことが面白そうと思っている方にぜひ来てほしいですね」と、田中社長。
自身もプログラマーでゲーム作りの面白さを知っている田中社長のもと、仙台のゲーム業界の成長を体感したい人には、ぴったりの職場かもしれません。

企業情報

所在地
宮城県仙台市青葉区一番町2丁目6番17号 内ケ崎ビル6F
電話番号
022-226-7964
従業員数
27名(開発25名)
2022年度
新卒募集人数
1名
過去の採用実績
ヒューマンアカデミー仙台校, HAL名古屋, 日本デザイナー芸術学院, 東北電子専門学校, 専門学校 デジタルアーツ仙台
公式
ホームページ
https://www.picola.co.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

01

学生時代はどんなことをして過ごされていましたか?

学生時代は、学校の勉強以外に、いろいろなゲームのイベントに参加したり人に会いに行ったりしていました。イベントに参加してみることで、刺激を受けることもできると思います。また、学校内でコンテストのようなものがあり、そこに出品してみるのも自分にとって良い経験となりました。学生の頃は、とにかくたくさんのものに触れてみることが大切だと思います。

02

なぜ仙台に来られたのですか?

仙台に来たのは、この会社に就職したいと感じたからです。偶然この会社の募集を見つけて、アットホームな雰囲気に惹かれました。また、会社を大きくするだけでなく、東北地方で産業自体を大きくするという、大きな目標を叶えることに携われるところに魅力を感じました。自分が1番好きなことを仕事にすることができて、毎日やりがいを感じて働けています。

Interviewer

東北大学梶田 響 クレア さん

自分の会社を大きくするということよりも、仙台や東北地方でゲーム業界自体を広げたいというビジョンを持っていらっしゃるのがとても印象的でした。同じ業界の他の会社とも協力し合いながら業界を盛り上げようとしているのがとても素敵だなと感じました。