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PERSON #57

株式会社東北丸和ロジスティクス

管理部人事課

門脇 颯香 さん

SOYOKA KADOWAKI

仙台大原簿記情報公務員専門学校卒業 2021年入社

2022年度取材

学生さんが話しやすい雰囲気づくりを心がけています。

コロナの影響で、就活に「出遅れてしまった」という門脇さん。彼女が就活サイトで見つけたかわいらしい桃太郎のロゴマークが、彼女の人生を変えました。説明会で出会った現在の上司や先輩、人を大切にする社風。そして今ではこれまで苦手だった人前に立つことも克服しつつあるという門脇さんにお仕事について伺いました。

01

この仕事を選んだ理由は?

コロナで合同説明会が相次いで中止となり、ウェブ説明会にもなかなか参加する気になれずに完全に就職活動に出遅れてしまって、就活に本腰を入れたのは、8月ぐらいでした。そろそろ就職活動をしないとやばい!と、就活サイトを見ていた時に、企業ロゴの桃太郎の絵を見て、「なんだろうこの会社?」と思ったのがきっかけでした。企業HPを調べると、一緒に働いている社員のことを『同志』と呼んでいることを知り、社員を大切にしている会社なのだという第一印象を持ちました。また、説明会に参加した際に、現在の上司や先輩の人事担当の印象がとても良く、『報恩感謝』という企業文化を大切にしていると聞き、この会社に入社すれば自分も成長できるのではないかと思い、入社したいと考えました。

02

現在、どんなお仕事をされていますか?

今年の1月から、人事課で採用の仕事をしています。説明会などのイベントに出席、会社説明をしたり、内定者と電話やWEB等でコミュニケーションをとったりしています。また、選考も随時行っており、ウェブ面接や対面面接の対応もしています。最近では、会社説明や一次選考も担当することがあります。

03

学生と接するうえで気を付けていることは?

特に一次選考の場ですと、学生の方もすごく緊張しています。どのようにして、緊張をほぐして、その学生さんらしさを出してもらえるかということが私の課題です。上司のように緊張をほぐす会話の仕方を勉強しています。また、物流会社がいいと希望している学生さんも結構いらっしゃるので、すごく嬉しいです。

04

仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

今年の4月に入社した8名の新入社員の研修会の企画・運営に携わりました。私は先輩社員として、新入社員の指導やケアをする役割だったのですが、研修最後の配属式の日に新入社員から色紙を頂いて、まさかのサプライズでとても嬉しく、泣いてしまいました。

05

仕事で大変だと思うことはどんなことですか?

上司も近くにいるので、フォローはしてくれるのですが、説明会等で学生さん達へ説明をする際、まだ業界や企業の知識が浅い学生に対して、当社の良さや強みを伝えるのはとても難しいです。学生時代から人前に立って話すことが苦手だったので、どうすればいいのか悩みました。しかし、私自身が緊張していたら学生の方にも緊張がうつってしまうと思うので、とにかく笑顔で明るく、学生と近い立場として、学生が話しやすい環境をつくるようにしています。

06

目標を教えてください

イベントに1人でも参加できるように、まずは、より業界を知り、会社を知り、社内外の知識を身に付けること。そして、一次選考の際も学生の方が緊張されないように、学生だった私に上司や先輩がして頂いたように、私自身も安心して選考を受けられるような環境(空間づくり)を整えていきたいと思っています。

07

就活で大変だったことはありますか?

ちょうどコロナ禍でオンライン選考に切り替わったタイミングで、なかなか積極的に就活できずにいました。いざ就活を始めても、書類選考で不採用になり、「ああもうだめだ。やめよう」と思ってしまって、挫折して2社しか受けませんでした(笑)。私は自己PRが苦手なので、学校の友人に「私ってどういう人?」と質問をして、そこで友人を巻き込んで自己分析を行い、就活に向き合ったりしていました。その時に、私の強みは「サポート側に回る」ということで、弱点としては「人前にあまり出たがらない」でしたが、この会社に入社して、人前にどんどん出る挑戦の機会をいただいています。徐々にではありますが、弱点も克服できてきていると感じています。

08

就活生にメッセージを

様々な企業・業界を調べ、勝手に抱いてしまっている固定概念を変えていただきたいです。私自身「物流会社って男性の仕事で、主に力仕事やトラックドライバーなのかな」という勝手なイメージを持っていた部分がありました。先入観を捨てて素直に企業に向き合えば、自分で挑戦のきっかけを作ることができると思います。まずは、知らなかった知識や考え方の出会いの場を得るために、たくさんの企業のお話を聞いていただきたいと思っています。

ある日のお仕事スケジュール

  • 6:00

    起床

    朝の情報番組を見ながら準備をします。

  • 8:30

    出社

    掃除機をかけたり、机をアルコールティッシュで拭いたりと、身の回りの掃除をします。

  • 9:00

    朝礼・午前の業務開始

    メールチェックや大学等へのアポイントを取ったり、数値管理・分析資料を作成しています。

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    午後の業務

    説明会などのイベントに出席したり、内定者に電話をしたりします。

  • 17:30

    退社

    残業はほとんどなく、まっすぐ家に帰ります。

  • 18:00

    帰宅

    飼い猫と遊びます。

  • 24:00

    就寝

  • 休みの日の過ごし方

    友人と仙台駅前に買い物に出たり、同期とご飯を食べに行ったり、油揚げ食べたいなと思ったら定義山に食べに行ったりと、出かけることが多いです。ゆっくりしたい日は、家で動画を見たりして過ごしています。

  • わが社の自慢ポイント

    若手社員の参加を含めた社内行事が豊富あり、当社は丸和ホールディングスとして、全国展開していることを最大限に活かし、各子会社の人事担当等の自身の行っている業務に関係する全国の人達と交流をする機会が多々あります。また、トラックを運転するドライバーさん達の日頃の運転技術を発揮する大会があったりと普段会えない他の部門の方々との交流があるのが楽しいですし、企画や運営にも若手が参加して大会を盛り上げています。

経営陣へのインタビュー

当社は2025年100億円を突破する企業となり、
ホールディングスとしては、2040年1兆円企業を目指す。

管理部部長
伊藤 達之 さん

企業の物流部門を担う「サードパーティ・ロジスティクス」を事業のメインとしている株式会社東北丸和ロジスティクス。もともとはいわゆる「運送会社」だったそうですが、全国展開しているドラッグストアチェーンとの契約をきっかけに、サードパーティ・ロジスティクスへと舵を切り、業績を大きく伸ばしました。伊藤部長は、「小売業さんは販売するのが目的ですけれども、例えば商品の仕分け、検品、陳列などの仕事もあるわけです。それを我々が全て請け負ってやりましょう、という考え方で、後方支援というよりも我々の考え方は前方支援。一緒にやっていきましょうというのが基本スタンス。クライアントさんによっては、毎月の話し合いの場を持っています」と、話します。
当社としてなによりも大切にしているのは、感謝の心。「我々が考える『考え方の中心』が『報恩感謝』という考え方です。受けたことに対しての恩に報いるという考え方でお仕事をさせていただいています。従業員がみんなそういう意識を持って取り組んでいます。企業文化を浸透させるための教育も大切にしており、基本的には売上げの2%を教育費に充てています」と教えてくれました。
「2022年10月にホールディングス化し、当社(東北丸和)として、2025年に年商100億円を突破する企業、ホールディングスとして、2040年には1兆円企業を目指す。もっともっと地域貢献、雇用創出ということもしていかないといけないですね」と、伊藤部長は話します。
最後に、就活生へのメッセージを聞きました。「いろんな経験をしてほしいです。僕は学生のときに『将来何になりたいか』なんて考えたことなかったですけど、明確じゃなくても、『こういう自分になりたい、こういうことをやりたい』という思いを持つことがまずは大事かなと思います」。

企業情報

所在地
宮城県仙台市太白区郡山6丁目7-21 仙台長町未来共創センター3F
電話番号
022-397-6190
従業員数
507名(2022年3月時点)
2022年度
新卒募集人数
30名
過去の採用実績
東北学院大学、東北工業大学、尚絅学院大学、東北福祉大学、宮城学院女子大学
公式
ホームページ
https://tohokumaruwa.co.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

01

入社前後で将来の目標や将来像に変化はありましたか?

サポートだけではなく、前に出ることにチャレンジしようと考えるようになりました。私は学生の頃は人前に出ることが苦手で後方からサポートすることを得意としていたため社会人になり、前に出て行動しなければいけない場面が増えたことにより、自分から挑戦して行動していきたいという気持ちの変化がありました。現在は管理部・人事課としてイベントに一人で参加していけるように勉強しております。

02

学生時代と社会人のギャップはありますか?

時間に厳しくなりました。学生時代は遅刻や少し時間にルーズな点がありましたが現在は気をつけています。こんなに社会人と学生で時間の意識が変わるとは思いませんでした。やはり社会人と学生の違いは責任の重さが違うのでその点ではギャップを感じています。また、早起きができるようになったのは学生時代からの良い変化かもしれません。

Interviewer

東北学院大学安藤 菜々子 さん

失敗して気持ちが落ち込んだりした時に「チャンスが来た!!」とポジティブに捉えているとおっしゃっていたことが印象に残りました。私は新しい環境や経験したことのないことに挑戦すると焦ってしまうため、余裕がない時ほど自分が成長していると捉え、さらにチャレンジする気持ちをもって生活していきたいと思いました。

Interviewer

東北学院大学五十嵐 太郎 さん

物流の会社の中でも強く成長出来る環境がある企業さんだと感じました。また企業理念や社長・会長の思いを1人1人が理解しやすい仕組みがあるので、仕事の意義ややりがいを重視している学生さんにおすすめだと感じました。オフィスもすごく綺麗で仕事もしやすそうだと思いました。