PERSON #41
株式会社福田商会
アクアイグニス事業部
鈴木 睦未 さん
MUTSUMI SUZUKI
シェフパティシエ専門学校卒業 2016年入社
2021年度取材
勉強しながら、事業の
発展に貢献したい
学生時代のインターンをきっかけにホテル事業を
展開する福田商会に就職した鈴木さん。
現在は、自ら志願した新規事業である
「アクアイグニス事業部」で人事に
携わっています。
お仕事のやりがいなど、お話を伺いました。
この会社を選んだのは
なぜですか?
パティシエの専門学校に通っていた時に、福田商会で運営している「ANAホリデイ・イン仙台」のグループホテルでインターンを経験しました。東北地方で働きたいという想いがあり、インターンを機に応募しようと思ったんです。応募したときには、ここまで手広く事業を展開している会社だとは思いませんでした。
どんなお仕事を
されていますか?
入社以来ホテル事業部に配属されていましたが、2020年10月からアクアイグニス事業部に異動になりました。アクアイグニス事業部とは、2022年に仙台市若林区にオープンする複合型商業施設「アクアイグニス仙台」の運営を担う部署です。私は現在、人事関係の業務を中心に行っていて、それに付随する店舗立ち上げの業者さまとの打ち合わせ、書類の整備を行っています。
仕事のやりがいは
どんなところに感じますか?
新規事業で、店舗のオープニングに立ち会えることはなかなかないと思うので、そこにやりがいを感じています。ホテル事業部にいたときには、お客様との接客がメインでしたので、名前を覚えていただけたり、「鈴木さんがいるから来るんだよ」とおっしゃっていただけると本当にうれしかったです。
仕事で大変だと
思うことは何ですか?
人にものごとを伝えることが難しいと感じています。例えば、全員に同じ文面のものを送っているにも関わらず、返事がまったく違っていたりします。人によってとらえ方は全く変わってしまうので、どうしたらみなさんに分かっていただけるように伝えることができるかというところを考えるようになりました。
目標を教えてください
以前はサービス部門、現在は人事とまったく別の職種なので、まずは人事に関する知識を身に付けて、縁の下の力持ちとして人事を円滑に回していきたいです。常に勉強しつつ、事業の発展に貢献していきたいと思います。弊社は、社員のやる気を応援してくれる社風なので、これからもいろいろなことに挑戦してみたいと思います。
学生時代に役立った経験は
ありますか?
アルバイトです。コーヒー豆の量り売りのお店で働いていたのですが、ブレンドからシングルオリジンまで豆の知識を得ることができました。その時は楽しかったですし、そこで教えていただいたラテアートを、ホテルにいたときにお客さまに提供することができました。とても喜んでいただけたので、私も嬉しくなりました。
就活生にメッセージを
就活中は焦りを感じることもあるかもしれません。でも、自分の好きなことややりたいことなど、きちんと自己分析してからでないと後々「こんなはずではなかった」ということになりかねません。自分の軸をしっかり持って、頑張っていただけたらと思います。
-
6:00
起床
朝はゆっくりしたいので、テレビを見たりコーヒーを飲んだりします。
-
8:00
出社
自転車で通っています。出社後すぐにメールの確認を行います。
-
8:30
朝礼
その日の予定を部内で共有します。
-
9:00
始業
業者さまや入社希望の方からのメール対応を行います。
-
12:00
昼食
簡単ではありますが、お弁当を持参しています。
-
13:00
午後の業務開始
午前に引き続き、メールの対応や書類の整備、打ち合わせなどを行います。
-
17:30
終業
まっすぐ家に帰ることが多いです。
-
18:00
帰宅
ゆっくり過ごすのが好きで、テレビを見たり、家事をしたりして過ごします。家では映画やドラマを見て過ごすのが好きです。
-
22:00
就寝
-
休みの日の過ごし方
最近は行けていないのですが、コロナ前はネコに会いに実家に帰ったり、ネコを飼っている友人の家に遊びにいったりしていました。ネコが大好きなので、ネコ目的のお散歩に出かけることもよくありました。
-
わが社の自慢ポイント
半年に一回、地域清掃を行っています。毎回結構な量のごみを回収することで、地域に貢献できているのではないかと思っています。
これからも地域に求められる
企業でありたい
代表取締役 専務 福田 大輔 さん
明治19年(1886)に米穀商として、仙台で創業した株式会社福田商会。以来長い歴史の中で、肥料の販売、飼料の製造販売、農産物取引のほか、建築資材の販売、工事、不動産事業、ホテル事業と多岐にわたって事業を展開しています。さらには、2022年、仙台市若林区にオープン予定の複合型商業施設「アクアイグニス仙台」の運営にもかかわるなど、常にチャレンジすることを忘れません。
そんな福田商会の陣頭指揮を執るのは、7代目となる福田専務。「初代が宇都宮での奉公を終え、独立するときに仙台の地を選んだそうです。三陸の魚かすを取り扱うのに、地の利があったからですね。以来、ここで商売を営んでいますが、仙台は東北一円から人とお金、モノが集まる場所で、ビジネスのポテンシャルは非常に高いと感じています」と話します。
地元大学を卒業後、東京でバンカーの経験を持つ福田専務。学生時代の活きた経験を伺うと「さまざまなコミュニティに所属することでしょうか。私自身は社会人向けの弓道の会に所属し、そこでさまざまな年代の方と交流を持てたことがいい経験になっていますよ」と答えてくれました。
仙台で135年、今後の夢について福田専務は、「私たちは地域に生かされています。これからも、地域に求められる企業でありたい。そして、この会社で働きたいと思ってもらえるような企業に育てていくのが夢です」と。
若きリーダーのもと、福田商会はこれからも「地域とともに、地域に求められる企業」であり続けることでしょう。
- 所在地
- 仙台市若林区新寺一丁目4番5号 ノースピア
- 電話番号
- 022-256-0186
- 従業員数
- 48名
- 2022年度
新卒募集人数 - 10名
- 過去の採用実績
- 国際マルチビジネス専門学校・東北外語観光専門学校・シェフパティシエ専門学校
- 公式
ホームページ - https://shokai.fukuda-bussan.com
お仕事を通じて成長したと感じていることを教えてください。
ホテル業の経験を通じて、お客様に対する姿勢が一番成長したことだと思います。
パティシエを目指していた学生のころから、お客様がどういうことを感じているのか直接感じたいと考えていました。尊敬する先輩からも、お客様を第一に想う姿勢を学びました。これからも、お客様に接する姿勢には磨きをかけていきたいです。
入社して一番嬉しかったことと一番のピンチは何ですか。
一番嬉しかったのは、「鈴木さんがいるから来るんだよ」とお客様が声を掛けてくださったり、自分が作ったラテアートを喜んでくださったことです。一番ピンチだった出来事は、ビールの発注量を見誤ったため、夏の暑い日にビールの提供が追い付かず、急いでビール樽を買ってきていただいたことです…(笑)。
東北大学髙橋 冬馬 さん
福田様のお話からも、鈴木様のお話からも、関わっている方の存在をどれだけ大切にしているかを感じることができました。鈴木様が「やる気を応援してくれる会社だ」とも話してくださいましたが、まず会社が従業員の方々のことを大切にしていらっしゃるからなのだと感じました。誠実さが会社を支える源なのだと、学びました。
東北学院大学平田 みなみ さん
福田専務は仕事をする上での目標として、利益や売上だけでなく地域に求められる法人、そして後継者問題はどの会社にも付きものですが、福田商会を継ぎたいと言われる存在になりたいと仰っていました。鈴木さんは「やる気を応援してくれる会社」とお話しており、長い歴史がある福田商会さんの様々な「活かし方」を知ることができました。