PERSON #94
古川電気工業株式会社
品質保証センター
米沢 颯 さん
Hayate Yonezawa
八戸工業大学卒業 2024年入社
2025年度取材
ミスを防ぐことができたとき、仕事のやりがいを感じます
大学ではまちおこしを学び、アイスホッケー部で汗を流した米沢さん。
会社説明会で出会った古川電気工業に自身のレベルアップの可能性を見出し、就職を決めました。
入社2年目。電気工事士の資格も取得し、現在、検査の仕事に就く米沢さんにお話を伺いました。
この業界・仕事を選んだ理由は?
製造業を選んだ理由は、設計・組み立て・検査それぞれの知識を学ぶことができて、自分のレベルアップにつながるのではないかと思ったからです。入社2年目ですが、少しずつレベルアップしていると思います。
この会社を選んだ理由は?
会社説明会でお話しさせていただいて、「知識がなくてもいいよ」と言っていただいたことと、入社してから資格を取ることができるということで入社を希望しました。入社当時は何もわかってなかったんですけど、少しずつ教えていただいて、電気工事士の資格も取ることができました。資格取得にあたっては、費用を出してもらったほか、道具の貸し出しもしていただきました。電気工事士の資格を持っている先輩が事務所に何人かいて、勉強のコツを教えていただきました。
現在、どんなお仕事をされていますか?
品質保証センターに所属し今は主に制御盤の検査をしています。図面通りに製品ができているか確認して、実際に電気を流し動作が正常か確認しています。いずれは営業の仕事もしてみたいです。
仕事のやりがいはどんなところに感じますか?
言い方はよくないかもしれませんが、ミスを見つけたときです。検査という仕事は、つくる工程の最後の仕事で、ここでミスを見逃してしまうと、不良品が世の中に出てしまうことになります。だからこそ、ミスを防げたときにはやりがいを感じますし、ミスに気づけたときに自分の成長を実感できます。
仕事で大変だと思うことは何ですか?
繁忙期は忙しくてやることも多いので、どれから手をつけていいのかが分からなくなってしまうことがありました。出荷が近いものから着々と進めていって、先輩方にも手伝っていただき、なんとかクリアできました。
最も心がけていることは何ですか?
検査なので間違いを犯さないのは当たり前。なので、ダブルチェックは心がけていますね。「ここって大丈夫だったかな?」と思って見てみたら、間違っていた…なんていうこともありました。
学生時代に役立った経験はありますか?
大学ではアイスホッケー部に所属していました。先輩や指導者の人たちとの関わり方や酒席での座る位置、飲み物の注ぎ方や立ち振る舞いなどは、社会に出て役立っています。また居酒屋でアルバイトをしていたのですが、そこで接客を学ぶことができたのもいい経験になりました。
今後の目標を教えてください。
まだ検査課に配属されて2年目なのでお客様に製品を説明する立会検査を行っていません。3年目では立会検査を行うようになるのでお客さまとの接し方を学び成長していきたいです。また、まだ知識不足のところもあるので、これからどんどん深めていきたいです。
就活生にメッセージを
世の中にはたくさんの業種の様々な仕事があります。会社説明会などに積極的に参加して、自分の目標や夢に合った仕事を見つけてほしいと思います。
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7:00
起床
飼っているトイプードルと戯れてから、家を出ます。
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7:50
出勤
車通勤です。車の中でおにぎりなどを食べながら出勤します。
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8:10
出社
始業は8:30。メールを確認した後に、検査の仕事にかかります。
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12:00
昼食
前日の夜のおかずなどを詰めて、自分でつくったお弁当を食べます。
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12:45
午後の勤務
午前に引き続き、検査の仕事を行います。製品によって内容は変わります。
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17:15
退勤
まっすぐ家に帰り、ひたすら犬と戯れます。19:00頃に奥さんの仕事が終わるので、お迎えがてら散歩に連れて行きます。その後は夕食を2人でとって、また犬と戯れます(笑)。
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23:00
就寝
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休みの日の過ごし方
ドッグランに行って、犬を遊ばせています。ドッグラン以外だと、最近UFOキャッチャーにハマっています。ゲームセンターでお菓子を取ったりしています。
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わが社の自慢ポイント
会員制の宿泊施設を利用できたり、楽天など、宮城のスポーツチームの観戦チケットをもらえたりすることです。
宮城にいながらにして、日本全国の仕事ができる
総務部総務課 課長 山田 敦彦 さん
創業95年を迎える宮城県に本社を置く受配電設備メーカー、古川電気工業。一般の人たちの目に触れることは少ないものの、ビルや施設の「心臓部」とも言える重要な設備を製造しています。
山田さんは「当社の製品は、ビルの屋上や地下の電気室など、普段目にしないところに設置されているので、一般の方にはなじみがないでしょう。ただ、それがないと電気が使えないので、インフラという部分で大きな役割を果たしていると思っています。納品先も日本全国の官公庁舎から商業施設など多岐にわたっていて、最近だと大阪・関西万博にも納品させていただきました。宮城にいながらにして、日本全国の仕事ができるのは当社の特長だと思います」と話します。
製品はすべて自社で一貫してつくります。「営業担当者がお客さまの要望をヒアリングして、設計が図面を書く。お客さまからOKが出て初めて工場の中でものづくりが始まっていきます。板金で溶接加工して外の箱にして、塗装ライン、そこから最終的な組立工程に入り、検査をして納品します」。
採用担当でもある山田さん。「面接で必ず聞くのは『過去に失敗したこと』です。入社前に失敗した経験のある人は、それを克服しようと頑張ることができている人だと思うからです」。最近では、工学など理系の学生だけでなく文系の採用も行っているそうで、「理系と文系の方々との融合で、社内間のコミュニケーション部分がすごくよくなったと感じます。当社の代表は今後海外への事業展開を広げていきたいと考えていますので、興味のある方はぜひ!」と山田さんは笑顔をのぞかせました。
日本各地、そして今後は海外のビルの「心臓部」にかかわりたいという学生は、ぜひ古川電気工業の門を叩いてみてはいかがでしょうか。
- 所在地
- 宮城県仙台市宮城野区扇町2-1-10
- 電話番号
- 022-236-6031
- 従業員数
- 235人
- 2026年度新卒募集人数
- 5~7名
- 過去の採用実績
- ・東北学院大学
・東北工業大学
・東北職業能力開発大学校
・八戸工業大学
・拓殖大学
・創価大学
・東北大学
・仙台青葉学院短期大学
・聖和学園短期大学
・仙台大原簿記情報公務員専門学校
・東北電子専門学校
- 公式ホームページ
- https://furukawa-denki.com/
大学で学んだ、今の仕事にもいきていることは何ですか?
高校と大学ではアイスホッケー部に入っており、今でも当時のメンバーとチームを組んでアイスホッケーを楽しんでいます。大学では主にWebサイトの構築やまちおこしについて学んでいました。これら2つは現在の仕事内容に結びつくわけではありませんが、ここで培うことのできた人間関係や、教えていただいた人付き合いの方法は今でも重宝しています。今は仕事をしながら資格取得や更なる技能取得を目指して日々頑張っています。その中で自分がレベルアップできているという実感を持てるのは、周囲の方々が優しく教えてくれるからです。今はまだ先輩方の力に及びませんが、もっと会社に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。
日々、どのような時に幸せを感じますか?
自分には奥さんがいるのですが、新たな人との繋がりが広がっていると思っています。会社に入って先輩たちと関わるとき、結婚するまでは他人だった奥さんや奥さんの家族と関わるときなどに強く感じるかもしれません。今まで行ったことのない場所に行ったり、独学では学べないノウハウを教えてもらったりなど、自分一人では見つけられなかった世界に気づかせてもらった時、とても幸せだと感じます。
東北福祉大学髙野 健太 さん

今回特に感じたのは、古川電気工業さんの雰囲気の良さです。インタビュー内外でも、立場に関係なく、お互い笑顔で会話されている様子を何度もお見かけしました。長年続く企業の強さの秘密はこのような、社員同士にリスペクトと信頼がある点ではないでしょうか。私も見習いたいと思う素敵な会社でした。
