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PERSON #09

株式会社清月記

仙台東斎場

小林 奈央 さん

NAO KOBAYASHI

東北学院大学卒業 2016年入社

2018年度取材

学生記者経験を活かし、
お客さまへの傾聴を心がけています

在学中、WISE(*)の学生記者を経験したことで人見知りを克服したという小林奈央さん。
記者時代の経験を葬祭業でも活かしている
小林さんにお話を伺いました。
*地元学生が地元企業を取材し、学生目線で
新たな地域企業情報誌とウェブサイトをつくる
プロジェクト

01

この会社を
選んだのはなぜですか?

人と話す仕事をしたいと思っていたので、お客さまとご相談を重ね、人生の終幕に寄り添う葬祭業の仕事に魅力を感じました。株式会社清月記を選んだのは、働いている方の雰囲気がとてもよくて、自分にしっくりくる感じがあったからです。

02

どんなお仕事を
されていますか?

会館に常駐しております。お通夜ご葬儀にあたって、ご家族のみなさまのお世話や、葬儀について相談したいというお客さまの対応をさせていただいています。最近は、自分の死について前向きに考えている方が増えてきているという印象です。

03

やりがいを感じるのは
どんな時ですか?

どんな職業にでも言えると思うのですが、お客さまから感謝のお言葉をいただくと嬉しいですね。さらに弊社は、「お客さまのニーズ以上のサービスを提供する」ことを理念としています。その為、お客さまから「とても細やかな気配りをしていただいて…」と感動されることもあり、そこにやりがいを感じます。

04

お仕事をする上で
心がけていることはありますか?

ご葬儀は、人生の中で何回も経験することではないので、悲しみの中でどうしていいか分からないというお客さまがほとんどです。その為、その悲しみにしっかり寄り添いながらも、冷静にどんなお式にしたいのかを汲み取っていくことを心がけています。

05

WISEで学生記者をされていたとのことですが、
そのときの経験は活かされていますか?

相談の場面では、傾聴の姿勢が求められます。お客さまのお話をまず伺って、それから質問をしてイメージのすり合わせを行います。学生記者時代の経験は、お客さまが何を望んでいるのかを伺う際にとても役立っています。

06

学生時代に経験しておくべき
ことはありますか?

私はもともと人見知りな性格で、それを克服したくて学生記者に挑戦しました。そして今は、学生記者としていろいろな方とお話できた経験が自信になっています。100%克服することはできないかもしれませんが、あえて苦手なことをやってみるのもいいのではないでしょうか。

07

就活生にアドバイスを

企業を選ぶ際、条件や世間の評判、就活本に書かれていることだけを信じるのではなく、その会社で働いている方の声を聞いて、自分の感覚を大切にすることも必要ではないかと思います。

ある日のお仕事スケジュール

  • 6:00

    起床&勉強

    職業柄、身だしなみにはとても気を付けています。お客さまに失礼のないよう、お化粧なども時間をかけるようにしています。

  • 8:30

    出社

    ご葬儀がないときにはこの時間ですが、お通夜やご葬儀があるときは変則的になります。

  • 12:00

    お昼

    スタッフ間で交代しながら昼食を済ませます。

  • 13:00

    作業開始

    事前相談などがあれば、お客さまの対応を行います。

  • 18:00

    帰宅

    家事をこなした後はアロマを焚き、リラックスします。帰宅後の時間は、体力の回復にあてます。

  • 休みの日の過ごし方

    外に出て歩くのが好きなので、2連休を利用して小旅行に出かけることもあります。会社の人材育成プログラムで行った3泊4日の京都旅行もいい思い出。同僚と舞妓さんの衣装を着ました。

  • わが社の自慢ポイント

経営陣へのインタビュー

葬儀を通して、
地域のみなさんに恩返しを

代表取締役
菅原 裕典 さん

少人数の家族葬から大規模な葬儀にいたるまで、心を込めたおもてなしで故人と家族の思いに寄り添う株式会社清月記。平成29年度の『仙台「四方よし」企業大賞』のほか、平成25年度の経済産業省「第一回おもてなし経営企業選」にも選ばれるなど、企業として高い評価を得ています。
その株式会社清月記を率いるのが、代表取締役の菅原社長です。「大切な方を見送るご葬儀は、執り行う側にとっては何度もあることではありません。私たちは、ご家族のみなさまのお気持ちを汲み取りながらも、冷静な判断が必要とされます。清月記でよかった、と言っていただくお式にするためにも、弊社では人材教育に力を入れています」と話します。
かつては、タブー視されていた終幕の話。しかしながら、人生100年時代を迎えて、「エンディングノート」「終活」という言葉が一般的になるなど、亡くなった後のことを考え、語る人たちも増えてきました。株式会社清月記では、仙台市中心部のアーケード内に「ライフスタイル・コンシェルジュ」を開設。作家の個展を開いたり、プロフェッショナルをお招きして様々な情報提供を行う「ラウンジセミナー」を行うなど、葬儀に関する相談の垣根を下げる役割を果たしてきました。「私は、ご葬儀を通して地域のみなさんに恩返しがしたい。たくさんの可能性を秘めた、仙台という発展途上のまちがもっともっとよくなるよう、力を尽くしていきたいです」と話す菅原社長のもと、株式会社清月記はこれからも市民に寄り添う企業であり続けるのです。

企業情報

所在地
宮城県仙台市宮城野区日の出町2-5-4
電話番号
022-782-5777
従業員数
450名
2019年度
新卒募集人数
10名
過去の採用実績
東北大学、東北学院大学、東北工業大学、東北福祉大学、日本大学 他
公式
ホームページ
https://www.seigetsuki.co.jp/

学生の私たちも取材に同行しました

Interviewer

東北大学菅野 裕哉 さん

今回は、菅原社長の「仙台は発展途上のまち」という言葉がとても印象に残りました。その発展途上の町を発展させるのは、僕たち若者の力。将来に向けて、やる気が出てきました。また、曾祖母のお葬式にしか行ったことがなく、あまり知らなかった葬祭業に関心を持つことができました。