INTERVIEW #05
インタビュー

INTERVIEW #05
インタビュー
福島から仙台へUターン。再開したモダンバレエとコミュニティ活動で充実度UP
- 社名
- NHK営業サービス株式会社
NHKグループの一員として、視聴者の皆様ひとりひとりとのふれあいを通じて、高い組織能力を価値創造の源泉とし、公共メディアを支えるとともに、メディアの発展や革新に向き合い、より豊かな社会の実現に貢献しています。
- 氏名
- 黒田 奈那
宮城県仙台市出身
東北学院大学 文学部卒業
2023年 福島市から仙台市に移住
仕事をしっかりこなしつつ、プライベートな時間も大事にしたい、と柔軟なキャリア選択を続けてきた黒田さん。幼少期からの習い事であるモダンバレエを再開するため、仙台にUターンしてからは、習い事はもちろん地域コミュニティでの活動も活発化させるなど、平日の仕事終わりや休日の過ごし方にも少しずつ変化が出てきたといいます。自身のライフステージを意識した働き方を実現する黒田さんにお話を伺いました。
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Q1. 現在の仕事内容を教えてください。
2024年11月にNHK営業サービス株式会社に転職し、現在は業務の基本を身に付けるため、電話オペレーターの一員としてNHKの受信に関する相談や問い合わせ対応を行っています。ゆくゆくはコールセンター部門の人事担当として、オペレーターの採用や研修業務に携わっていく予定です。
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Q2. 現職までの経緯をお教えください。
仙台で過ごした学生時代のアルバイト経験から接客業に興味を持ち、大学卒業後は福島市にあるゴルフ練習場を運営する会社に就職しました。県外の会社を選んだのは一人暮らしに対する憧れがあったからです。転職を考え始めたのは2年目。業務を覚えることに必死だった1年目に比べて気持ちに余裕が出てきた頃、3歳から習っていたモダンバレエを再開したいと思ったことが大きなきっかけでした。
最初の転職先は仙台にある和菓子店でしたが、仕事は楽しかったものの残業の多い部署だったため、結婚や出産などのライフステージを考えたときにより柔軟な働き方ができる会社に勤めたいという思いが強まり、女性の働きやすさを重視している現在の会社への転職を決意しました。育児休暇があるのはもちろん、残業が少なくプライベートと両立しやすいところが魅力です。 -
Q3. 転職活動はどのように進めましたか?
知り合いに教えてもらった転職サイトを活用しました。福島にいた頃は退職前の有給消化期間に集中的に転職活動をしたので、企業見学や面接のため度々仙台を訪れました。隣県ということもあり、仙台での転職活動はしやすかったです。
慣れ親しんだ仙台の教室で、大好きなモダンバレエを続けたい
念願だった一人暮らしは満喫できたものの、福島市内に勤務している頃は一緒に遊びに行ける友人もなく、休日は時間を持て余しがちだったという黒田さん。就職するまで続けていたモダンバレエが日々の活力になっていたことを思い出し、日に日に再開したい気持ちを強めていったそう。再開にあたっては、福島市内で新しい教室を探すより、昔からお世話になっている教室に戻りたい、という思いがあったため、Uターンに踏み切りました。
ちなみに引っ越しにかかった費用は、引っ越し先の敷金・礼金と合わせて20〜30万円程度。黒田さんの場合は活用できる支援制度がなく、引っ越しの際は貯めていたボーナスでやりくりしたそうです。
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Q4. 仙台に戻ってきてから、生活面でどのような変化を感じましたか?
休日や仕事が終わった後の時間の過ごし方が変わりました。就職を機にやめていたモダンバレエの習い事を再開し、現在は週に1回、レッスンに通っています。また、前職で縁があって所属することになった、仙台を中心にコミュニティ活動を運営する団体「ONE TOHOKU」の月に2回のミーティングに参加したり、主催するイベントに参加したりしています。
福島に比べると家賃が少し高いですが、交通の便がよくさまざまな活動に参加しやすいところに、改めて仙台で働く魅力を感じています。 -
Q5. ONE TOHOKUでの活動とは?
ONE TOHOKUは「仙台・東北でもっと楽しく暮らせること」ができるコミュニティを運営している団体で、私はコミュニティ・マネージャーとして、コミュニティの運営方針の検討や、市民を巻き込んだイベントやワークショップの企画・運営などを行っています。初対面の方が多いイベントだと、参加者同士でのコミュニケーションが大切なので、メンバーと一緒に仕組みづくりについて検討します。私が初めてメイン幹事を務めた2024年のお花見では、グループで「謎解き」に挑む企画を立案。一緒に謎を解いた仲間たちと最後に写真撮影するストーリーを描き、好評をいただきました。
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Q6. 仙台での活動を通して交友関係はどのように変化しましたか?
ONE TOHOKUの活動では、自分が担当している企画以外のイベントにもなるべく参加することを心がけています。自分が企画を立てるときのアイデアの参考になり、メンバーやイベント参加者との関係が深まります。ONE TOHOKUのメンバーの一人とはランニング仲間で、休みの日に一緒に広瀬川沿いを走ることもあります。
また、モダンバレエについては、子どもたちのレッスンをサポートしたり、社会人のメンバーだけで一から作品を作り上げたりする機会が増えました。学生時代まではレッスンを受けるだけだったので、社会人として続けることでモダンバレエの別の楽しみ方が見えてきたように思います。
ONE TOHOKU、偶然が生んだ出会い
黒田さんがONE TOHOKUに参加したきっかけは、前職の社長に紹介してもらったこと。最初は参加者の一人として忘年会に出席しましたが、メンバーから「一緒に運営をやってみないか」と誘われ、所属を決めたといいます。もともと人との交流に積極的なタイプではなかったものの、活動を盛り上げていく楽しさを満喫しています。
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Q7. 今後の目標や挑戦したいことがあれば教えてください。
仕事面では、今の職場で長く勤め、キャリアを積むことを目標にしています。当社の電話オペレーターとしての仕事は難易度が高く、挫折する人も多いので、新人研修が非常に重要になってきます。まずは自分自身がしっかり知識を身に付け、その知識をもとに研修に携われるようがんばります。
ONE TOHOKUの活動では、現在は独身の若い人たちに向けて企画を立てることが多いので、ライフステージに合わせてイベント企画の幅を広げていきたいと思っています。また、モダンバレエではレッスンに来る子どもたちにバレエの楽しさを伝えるサポートもしていきたいですね。
企業情報
- 所在地
- 仙台市青葉区本町2-20-1 NHK仙台拠点放送局内
- 従業員数
- 701名(2024年3月31日現在)
- 業種
- コールセンター業務
- 過去の採用実績
- 58名(2024年度)
- 公式ホームページ
- https://www.nhk-nbs.co.jp/
