INTERVIEW #02
インタビュー
INTERVIEW #02
インタビュー
住み慣れた仙台で踏み出す新たな一歩。
- 社名
- 株式会社ワイヤードビーンズ
- 氏名
- 太田 駿之介さん
趣味が高じてwebサイトの構築やプログラミングに興味を持つようになったという太田さんは、独学でアプリ開発を行ったことをきっかけに、趣味ではなく仕事として携わりたいという思いを強くしたといいます。慣れ親しんだ地元での再スタートを果たし、自身のステップアップに向けた準備が着々と進んでいます。
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Q1. Uターン・転職をしようと思ったきっかけは何ですか?
仙台高等専門学校では建築について学んでいたため、卒業後は東京にある建築関係の会社に就職しました。生まれも育ちも仙台市だったので一度は親元を離れ、外の世界を見てみたいと思ったことも、東京での就職を決めた理由の一つです。
転職を考え始めたのは新卒で入社してから約半年経った頃です。仕事をする傍ら、個人のブログサイトを立ち上げ、3カ月ほど続けていくうちに、ブログサイトを構成するシステムの構築やwebアプリの開発に興味を持つようになりました。
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Q2.転職するにあたって仙台に戻ろうと思った理由は何ですか?
首都圏で生活したことで、自分には仙台の環境の方が合っていると感じたからです。住まいが埼玉にあったため通勤に1時間半ほどかかっていましたし、通勤中の人々の様子を眺めているとだんだん仙台が恋しくなってきてしまいました。プログラミングをやりたいという目標が明確になったため、仙台で転職先を探そうと決めました。
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Q3. 現在の会社を選んだのはなぜですか?
趣味の一環でwebアプリを制作した経験から、ECサイトの構築には非常に興味がありました。1年ほど公開していた自作アプリは誕生日や記念日に贈るプレゼントを提案するもので、ECサイトとの関連性が高いことが関係していました。
もちろん、プログラミングを行うだけならほかの会社でも実現可能です。ただ私の場合、お客様のニーズを汲み取り、最適なシステムを提案する業務に携わってみたいという思いもあったので、一連の流れを行っているワイヤードビーンズはまさに理想的でした。
面接で訪れたオフィスが綺麗で雰囲気が良かったことも、決め手となったポイントの一つです。
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Q4. 現在の仕事の内容を教えてください。
入社から2〜3カ月はプログラミングについて学びながら実務を行いました。趣味でブログやwebアプリ制作をやっていたとはいえ、仕事をするには知識が乏しく、勉強は欠かせません。3カ月間、先輩がつきっきりで指導してくれる「バディ制度」があるので、分からないことがあれば都度先輩に確認する、ということを徹底していました。
それでも先輩の指導内容の意図を正確に汲み取ることができず、間違った認識のままプログラミングをしてしまったことがあり、この仕事の難しさを感じました。それ以来、作業指示を受けたら正確を期すよう、確認を徹底しています。
現在はプログラミングだけではなく、お客様とのミーティングの場で、システムの提案を行う業務にも少しずつ携わるようになりました。同僚からコーディングに関する質問を受ける機会も増え、自身の成長を実感しています。
努力を積み重ね、成果につなげたい
自分で一から作り上げた新規サイトがリリースされ、多くの人のもとに届けられるところにこの仕事の魅力とやりがいを感じている太田さん。日々の業務で吸収できることは吸収し、さらに資格の勉強を通して飛躍をめざしています。
仙台に実家があるメリットを最大限に活用
前職を辞めようと思ったときには既に仙台に戻ることを決めていたという太田さん。実家を拠点に転職活動に臨むことができたため、仕事のことも住まいのことも落ち着いた環境でじっくり考えることができたといいます。
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Q5. 転職が決まってから移住するにあたってどのような準備をしましたか?
転職先が決まる前に退職したので、一度実家に戻ることにしました。両親は比較的自由にさせてくれましたし、「ゆっくり探せばいい」と言ってもらえたことも励みになりましたね。転職活動中の不安定な時期に安心できる環境に身を置くことができるのは、地元就職・転職を目指す上で大きなメリットなのだと感じました。
一方、転職先が決まったら一人暮らしをしようと決めていたので、転職活動と並行して部屋探しをしました。家賃は5万円まで、地下鉄沿線で、通勤時間30分以内を条件に探しましたが、仙台は条件に適う物件が意外と多かったことが印象的でした。
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Q6. 東京から仙台への移住にはどれくらいの費用がかかりましたか?
前職では寮生活だったため持ち出す家具が特になく、行き先も実家だったため、一般的な移住者の方々と比べると身軽な引っ越しだったかもしれません。費用もそこまでかかりませんでした。
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Q7. 移住にあたって活用した制度は何ですか?
特に移住に関連した支援制度は使いませんでした。宮城県には移住支援金制度というものがあるそうですが、制度内容をよく知らなかったため、その点は残念に思います。
一人暮らし物件への引っ越し費用に関しては初期費用で20万円ほど。貯金で全て賄うことができ、改めて貯金しておくことの大切さを実感しました。
通勤時間の削減で叶った、仕事と趣味の両立
仙台に戻ってきてから特に強く感じたのは、通勤時に見かける人々の穏やかさ。首都圏と比べて通勤時間や周囲の空気感にストレスを感じることが少なく、そこから生まれる心のゆとりが自身の仕事や生活にも良い影響を与えているといいます。
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Q8. 仙台にUターンしてきてからどのような変化がありましたか?
通勤に時間がかからなくなったため、趣味に割ける時間が増えました。
今の趣味は走ること。埼玉に住んでいたときもランニングはしていましたが、仙台に戻ってきてからはマラソンに切り替え、土日や平日の夜に走ったり、筋トレをしたりするようになりました。2023年は仙台国際ハーフマラソンをはじめ、4つの大会に参加しました。
マラソンは体づくりが重要なため、健康面に気を遣うようになったことも変化の一つです。食事は栄養バランスを考え、自炊するよう心がけています。
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Q9. 今後の目標や挑戦したいことがあれば教えてください。
20代のうちにリーダー職に就き、お客様との関わりをもっと増やしていきたいと思っています。私が提案するポジションに就くと、システムを構築するのは別のエンジニアの仕事になるので、どんなサイトを作りたいのかを正確に他者に伝えられる専門的な知識が必要になります。そのためにIT系の国家資格をはじめ、関連するさまざまな資格を取得し、今後の仕事に生かしていきたいと考えています。
企業情報
- 所在地
- 仙台市青葉区五橋1-5-3 アーバンネット五橋ビル6階
- 従業員数
- 47名(2024年1月31日現在)
- 業種
- 情報通信業
- 過去の採用実績
- 14名(2022年度)
- 公式ホームページ
- https://www.wiredbeans.co.jp/