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株式会社亀山鉄工所

エンジニアリング事業部 小西 掌さん 小西 掌さん

東北学院大学卒業 2019年入社

好きな人たちがいるから、仙台で就職したかった

入社2か月前の2月に別の会社の内定を辞退し、3月になるまで就職先が決まっていなかった―という小西さん。そんな小西さんが教授から紹介されたのが「株式会社亀山鉄工所」でした。「まったく想像がつかなかったけど、実は身近なものを作っていて、入社してからは驚きの連続でした」という、小西さんのお仕事について伺いました。

01この会社を選んだのはなぜですか?

実は、東京の企業を受けて内定をいただいていたんですね。でも、両親が宮城県外に引っ越しをすることになっていて、これで僕自身も東京で就職したら、仙台に帰ってこれないな…と思い至ったんです。それで、2月の中旬に東京の会社の内定を辞退して、改めて仙台で就活しようと決断しました。幸い、研究室の教授から「亀山鉄工所さんというところが募集しているよ」と教えていただき、採用面接を受けることができました。もともと僕が学んでいた分野ともリンクしていたのも幸運でした。

02なぜ仙台を離れたくないと思ったのですか?

就職活動で東京から仙台に帰ってきた時にホッとしたし、これまでお世話になった人や友人がいるのが仙台だったんですよね。やっぱり仙台がいいな、って思いました。

03どんなお仕事をされていますか?

金属加工製品の設計です。設計する際、お客さまから課題をいただくこともあって、最近「消火器の下に台をつけたい」というオーダーを受けて自分で構想して図面を描きました。実際に入社してみると、自分たちの生活の身近なところに様々な金属製品があり、そこには使われ方を考え、より良い製品に仕上げようと関わる人達がおり、そういう様々な人々の努力で成り立っていることを知ることができました。

04仕事のやりがいはどんなところに感じますか?

入社間もない自分が描いたつたない図面が、工場で形になって出てくると「うわ~」って感動しちゃいます。図面は正面、上、横から見た三角法という作図方法が一般的ですけど、僕は図面から形を想像することがまだ得意ではなくて…。それが、職人さんの手にかかるとちゃんと形になるのがすごいところです。

05お仕事で大変だと思うことは何ですか?

作図が主な仕事ではあるのですが、製品を作る際に他社の部品を購入して使うことがあり、見積を取るんですが、業者さんと値段交渉をする方が難しいと感じています。

06会社に入ってよかったことは何ですか?

設計室の隣に工場があって、自分の描いたものが形作られていくのを目の前で見れることです。それが最終的にお客さまに納品されて、使われるってすごいな、と思います。あと、うちの会社って、本当にみんな優しいんですよ。僕は入社時点で車の免許を持っていなかったのですが、面接のときに「会社に入ってから取ってきていいよ」って言われて、合宿免許に行かせてもらいました。すごく大事にしてくれて、こんないい会社、ないと思います(笑)。

07学生時代に役立った経験はありますか?

僕は高校時代を新潟で過ごしたのですが、そのときのネットワークを生かして、大学に入ってからも雪掘りのボランティアをしていたんです。休憩時間に受け入れ先の人とお茶を飲みながら「どっから来たの~?」みたいな感じで会話をすることが多くて、割と作業の時間よりも長いくらいだったんですけど(笑)、そこで人間関係の作り方を学べた気がします。あとは、高校時代の寮生活での挨拶です。必ず先輩に挨拶をしなくてはならなかったので、その習慣が身に付きました。入社してから改めて、職人さんや上司、そしてお客さまのところにお邪魔したときの挨拶は大事だと思うようになったので、身についてよかったと思いますね。

08就活生にメッセージを

就活のときは、四文字熟語みたいに「業界研究」っていわれると思うんですけど、これって本当に大事。それを疎かにしてしまうと、自分のやりたいことが見えてこない気がします。自分の中で、絶対変えられない”芯”をまず意識すること。今決めている道がそれに合わないのならば、就活を振り出しに戻す勇気も必要です。もちろん、人事担当者には迷惑極まりないので、早めに”芯”と合う道を見つけてください(笑)

ある日のお仕事スケジュール

6:45

起床

寝起きはあまりよくないので、二度寝タイムを設けてます(笑)。

7:30

出勤

車で通勤しています。

8:15

出社

パソコンを立ち上げ、冬場は足元を温める暖房をつけます。その後CAD設計の仕事などに取り掛かります。

12:00

昼食

朝、希望を出しておくと会社でまとめてお弁当を注文してくれたものが昼に届くんです。それを自分の机で食べます。

13:00

午後の勤務

引き続き設計を行ったり、たまに工場に進捗確認しに行ったり、時には現場に行ったりもします。

17:15

終業

予定していた仕事の進捗に遅れがなければ、これで家に帰ります。必要があれば残業することも。

18:30

帰宅

ご飯を食べてお風呂に入ります。体が冷えやすいので、お風呂は1時間浸かっていることも珍しくありません。

23:00

就寝

わが社の自慢ポイント

社員同士の互助会で積み立てたお金で、1~2年に1回、小旅行や芋煮会を行ったり、そば打ち体験などのレクリエーションをするそうです。残念ながら昨年は台風の影響で中止になってしまって、僕はまだ参加できていないのですが…(笑)。

休日の過ごし方

仙台市内の合唱団に大学時代から所属していて、休みの日にはその活動に参加します。活動自体は夕方から始まるので、時間までは街なかで買い物をしたりします。

経営陣へのインタビュー

社員も役員も全員が自主的に考え、行動する社風づくりに取り組んでいます

代表取締役
平川 章さん 平川 章さん

明治22年(1889)、建築金物鍛冶屋からスタートした「株式会社亀山鉄工所」。戦中戦後の過渡期を経て、溶接によるタンクなどの金属加工製品を作ってきました。平川社長は「高度成長期は、ボイラーを熱源にした空調衛生設備向けの付帯設備の各種タンク類や蒸気を分配するヘッダー管、熱交換器を作ってきました。しかし、近年は建物の空調設備もボイラーを熱源とする方法からパッケージエアコンが主流となり、蒸気離れが起こっています。金属加工製品だけでは売上確保が厳しい状況の中で、今では、製作品の売り上げより建築・プラント関連工事の売り上げが多くなっています」と話します。
さらには石油から危険物などをはじめとするさまざまなプラント設備などの設計、建設工事、メンテナンスも手掛ける亀山鉄工所。「脱石油を見据え、市場・分野・業種の新規開拓や新しい装置の開発も行っています。様々なことを模索しながら事業の新しい種を見つけ、それを柱に育てることに社員と取り組む毎日です」とお話しいただきました。
創業から132年目を迎える老舗を率いる平川社長が大切にしていること。それは、共に働く社員のみなさん。「世の中への貢献も大切ですが、社員の働きやすさも大事。自分たちで考えて自主的に取り組んでいける社風づくりを目指しています」。若手社員の働きやすさを実現するため、仙台市の奨学金返還支援事業にも参画しました。
家族のように社員を大切にする社長に、若者へのメッセージを伺いました。「失敗したときに『失敗した』と素直に言える勇気を持ってほしい。あとは、聞く耳をもってほしいですね。私自身も今になって『あのとき、両親の言葉に耳を傾けておけばよかった』と思うことばかりですから(笑)」。
全員が自主的に考え、行動する社風づくりを実践し、会社がどう変わっていくか―。
亀山鉄工所の未来は、社員ひとりひとりにかかっているのです。

私たちも取材に同行しました

取材協力
東北大学 
坂口 裕紀さん

取材協力
東北大学 坂口 裕紀さん

業界的に硬いイメージがあったのですが、フランクでいい雰囲気だったのが印象的でした。また、地元の中小企業に対して、社員さんの上下関係が厳しくて意見を言いづらいという印象をもっていたのですが、亀山鉄工所さんは全然そんな感じがしなくて。家族みたいなのがとても素敵だと思いました。

取材協力
東北学院大学 
高井 健次さん

取材協力
東北学院大学 高井 健次さん

小西さんの笑顔がとても印象的で、「働いていて楽しいんだろうな」というのが伝わりました。今まで、ベンチャー企業の方からお話を伺う機会が多く、その比較で“鉄工所”というと硬いイメージを持っていたのですが、実際に働く方の人柄に触れ、そのイメージが変わってものすごく面白かったです。

企業情報

所在地 仙台市青葉区上愛子字下十三枚田34-3
電話番号 022-392-1445
従業員数 84名
2021年度 新卒募集人数 4名
過去の採用実績 東北大学、東北学院大学、東北工業大学、八戸大学、石巻専修大学 他
公式ホームページ https://www.kameyamag.co.jp/